俳優の羽田美智子さんが2026年10月12日、「羽田美智子、素敵なおばさんやってます」発売記念トークショー&サイン本お渡し会を東京・浅草九劇にて開催。直前に行われた囲み取材では、刊行への思いや羽田さんの思う「おばさん」像が語られた。
「おばさんとおじさんが地球を救う」羽田美智子が語る“すてきなおばさん”像
書影同様のほがらかな笑顔で登壇した羽田さん。最新エッセイについて「皆さんわかりきっているようなことを書いちゃったかな、っていう気もしたんですけど」と前置きしつつ、「私が常々考えていることとか、先を行く者として、後進の方たちにちょっとでも何かアドバイスできればな、と思ったことを書けた」と話した。
同書は、2025年に始まったYouTube番組「羽田美智子のChange of Life」がきっかけとなり企画されたエッセイ。更年期、結婚・離婚・再婚、親の介護、友達付き合い、50代での仕事の向き合い方、ここからの人生……といった、番組に多く集まったテーマを中心に、羽田さんの経験や考えを記している。
「羽田美智子、素敵なおばさんやってます」というユーモラスなタイトルは、羽田さん自ら提案したものだという。「試しに『こんなタイトル今ひらめいたんだけどどう?』って聞いて。きっと全員『それはやめましょうよ』って言うと思ったんですけど、『いいですね』って」と語り、「私、おばさんとおじさんが地球を救うと思ってるんです。ヒーローだと思ってるんです」と、自身の“おばさん”という言葉へのリスペクトを明かす。
「おばさんやおじさんって、時代を動かしていく若者のそばにいて。ともすると中心人物ではいられなくなった感じで、昔の考え方に固執して、と言われがちな感じで口をつぐむケースもあると思うんですけども。私はずっと先輩たちの言葉や行動にとっても助けられて生きてきて。本当におじさんおばさんの世代って心強いし、経験値が違うから出てくる言葉も違ってくる。そんな“地球を救うタイプのおばさん”でいたいなって思いを込めて、このタイトルにしました」
「心が軽くなってもらえたら」同年代に向け自身の体験つづったエッセイ
更年期をテーマにYouTubeで自身の体験談を語ったところ大きな反響を呼び、「同世代の人たちみんな(更年期の話を)求めてたんだな」と感じ、誰かの助けになるならばという思いで続けているという羽田さん。
同様のテーマをつづった本書をどんな人に読んでほしいかを聞かれた羽田さんは、「みんな真面目だからこそ『この先どうなっちゃうんだろう』ってすごく悩むと思うんです。そういう真面目な方に、同じ道を通ってきた者の1つの意見として聞いてもらって、ちょっとでもなんか心が軽くなってもらえたらな」と話す。
また性別に関わらず「60年近く生きてきた経験の中で、自分の中でこれが正解だったなとか、こんな風に考えると心が楽になるよ、というようなメッセージも散りばめてますので、更年期だけではなく、人生の生き方みたいなもののモデルケースの1つとして読んでもらえたらいいかな」と語った。
書籍冒頭には、書籍用の撮りおろしカットや、普段の収録時のカットなども掲載されている。羽田さんは撮影に際し「頑張った意識はないですけど、ポーズや構図を頭の中で考える習性がついていて、ついやっぱりそういう感じになっちゃったのかな」と振り返る。
そんな羽田さんは、かわいらしさを保つ秘訣を聞かれ「もうどうでもよくなった年齢になってかわいいって言ってもらうのは、きっと孫がおばあちゃんを見て『かわいいおばあちゃん』っていうのと似ている感覚なのかなと思うんですけど」と笑顔を見せる。
一方で、先日引退を発表し、羽田さんとの関係も深い俳優の伊東四朗さんに触れ、「私も伊東四朗さんのことをそばで見ていて、尊敬すると同時に、伊東さんのここがかわいい、っていつも思ってたんですね。なんだかこう、キュンってくる大人のかわいさがあるんですけど。それって何かなと思ったら、やっぱりいつまで経っても純粋に、一途に、1つのことを一生懸命やってる姿じゃないかなと思ったんですね。そういう風にかわいいって評価されるのは非常に涙が出るほどうれしいです」と結んだ。
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