ラーメンと並んで日本の国民食とも言える“カレー”。大人から子供まで幅広く愛されてきたメニューだが、東武百貨店池袋店内「北野エース」では、地方ならではの素材を使った、地方発“ご当地レトルトカレー”を300種類取り揃え、カレー好きの間で話題を呼んでいる。
店頭に並んでいる“ご当地カレー”は、山形発「さくらんぼカレー」「ら・ふらんすカレー」から、お茶が入った静岡発「お茶カレー」、愛媛名物・じゃこ天がごろっと入った「じゃこ天カレー」まで、特徴のあるものが盛りだくさん。
中でも斬新な色合いで目を奪われるのは、北海道発「黒いカレー」と「白い伽哩」。「黒いカレー」は黒ゴマとイカ墨を加え、真っ黒でスパイシーな味わい。「白い伽哩」はホワイトシチューのように真っ白で、ココナッツミルク配合でまろやかな味わいとなっている。
他にも、今話題の長崎発「龍馬伝説カレー」、中華風に味付けされた「神戸三国志伽哩」などもおもしろい。実際、取材に訪れた平日のお昼時の店内には、もの珍しそうに眺めるお昼休みのサラリーマンや、老夫婦の姿が多く見られた。
同店では、もともと170種類ほどだった“ご当地カレー”を、この4月から約300種類に増やした。客からの「ここのカレーが美味しいよ!」という声を参考に商品を決めるケースもあり、これ程までの数になったという。カレーといえば、年代を問わず人気が高いため、幅広い年代の人が買っていくそうだが、中でも年配の人は老舗高級店のものや復刻版のもの、若い人は珍しいものをプレゼント用に買っていく傾向にあるそうだ。また、リピーターが多いのも特徴で、担当者は「中には全種類を制覇する!と、少しずつ買っていくお客様もいます」と話す。
この“ご当地カレー”は東武百貨店池袋店の「北野エース」で現在も展開中、値段は300円程度から、一番高いものでも1050円までで、自分用にもプレゼントにもぴったりだ。このチャンスに普段はなかなか味わう機会のない名物“ご当地カレー”を味わってみては。【東京ウォーカー】