「義両親と同居は無理」結婚の挨拶のときになって突然告げられた「親と同居」という将来設計→別れ話へ発展

東京ウォーカー(全国版)

会話の中でいきなり飛び出した「将来は地元に帰る」というユウマのプラン。画像提供:アゴ山さん

ブログで『カサンドラ症候群になって離婚をするまでの話』を公開し、注目を集めているアゴ山 (@agoyama.okane) さん。結婚後に夫がアスペルガー症候群であることが発覚し、10年にわたる結婚生活の末に離婚を決意するまでを描いた作品だ。今回は第8~11話を紹介するとともに、結婚前に彼から義両親との同居を打ち明けられたときの心境などを聞いた。

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結婚のあいさつで見えた意外な一面

『カサンドラ症候群になって離婚をするまでの話』8-1画像提供:アゴ山さん

8-2画像提供:アゴ山さん

8-3画像提供:アゴ山さん

《カサンドラ症候群とは?》パートナーとのコミュニケーションに問題が生じ、関係を維持しようとするなかで心身ともに疲弊し、不調が現れる状態を指す。片頭痛や自己肯定感の低下、疲労感などが続くこともある。

交際を続けていたアコさんとユーマは、結婚に向けてお互いの両親にあいさつすることになった。母子家庭で育ったアコさんは、まず2人で母親のもとを訪れる。初対面の場はカフェに決まったが、ユーマは普段と変わらない格好で登場。アコさんは「カフェだしラフでいいよ!」と伝えていたものの、髪はボサボサで、サイズの合わない大きな服を着ていたため、驚きを隠せなかった。

もともと口数の少ないユーマは、アコさんの母親とほとんど会話をしない。気まずい空気のなか、むしろ母親の方が気を遣う場面もあったという。

アゴ山さんによると、母親にはユーマの性格について詳しく伝えていなかったため、初対面での様子には驚いたそうだ。その後、母親は彼の性格を理解したものの、もともと会う機会が少なかったこともあり、特に打ち解けた雰囲気になることはなかったという。

突然告げられた、実家の近くで暮らす将来

続いてユーマの両親にあいさつすることになり、アコさんは彼の両親や実家について尋ねる。すると、ユーマから「家は古いけど敷地はかなり広いよ」「いずれかは実家の近くで転職したいなって思ってる」と告げられた。転職を考えていたことさえ初耳だったアコさんは、さらに驚くことになる。

長男であるユーマは、土地を継ぐため、いずれ実家に戻るつもりだったようだ。そして将来的には両親と同居することも考えていると明かす。広い敷地を生かし、隣などに新しく家を建てる案もあるようだったが、アコさんは敷地内同居に前向きになれなかった。

「ごめん、ちょっと一人で一旦考えさせて」と伝えたアコさんは、母親に電話で相談することに。母親自身が姑との問題を理由に離婚を経験していたため、その意見を聞いて考えようとしたのだ。

母の苦労を知るからこそ、同居は受け入れられなかった

アゴ山さん自身も、義両親との同居には強い抵抗があったという。母親が同居生活で苦労していた姿を見てきたからこそ、簡単には受け入れられない問題だった。

「実母が同居でとても苦労していたので、義両親と同居というのは私にはとても受け入れられませんでした。ユーマは何でそんなに嫌がるのかわかってくれず、正直別れ話も出たりもしました…」

アコさんにとっては、結婚後の暮らしを左右する大きな問題。しかし、ユーマには彼女が同居を嫌がる理由が伝わらず、2人の間には溝が生まれてしまう。結婚を前にして、将来の住まいや家族との関係について、互いの考え方の違いが浮き彫りになったのだった。

本作では、アスペルガー症候群の夫との結婚生活や、離婚を決意するまでの経緯がアゴ山さん自身の経験をもとに描かれている。結婚前には見えにくい価値観の違いや、家族との関係をめぐる悩みがリアルに伝わる作品だ。アゴ山さんはほかにもさまざまな漫画を発表しているので、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。

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取材協力:アゴ山(@longagoyama)

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