1965年の創業以来、独自のスタイルで焼肉を提供する「焼肉の名門 天壇」。着実な店舗展開で知られる同ブランドの新店が、4月27日(金)京都・北山にグランドオープン。焼肉店では珍しい「モーニング営業」を行い、京都の新しい食文化の浸透を目指す。
京都祇園に誕生し、2015年には創業50周年を迎えた「焼肉の名門 天壇」は、京都を中心に19店舗を展開する焼肉専門店。近年では東京への進出や、既存店舗のリニューアルなどに注力し、着実な店舗展開でリピーターを増やしてきた。今回オープンする「焼肉の名門 天壇 北山店」は、京都では18年ぶりの出店。守り続けてきた伝統の味が楽しめるのはもちろん、新しい試みにもチャレンジし、既成概念にとらわれないサービスの提供を行っていく。
落ち着いた雰囲気で、大切な人と食事を
2Fの入り口からモダンシックな雰囲気で、焼肉店とは思えない店内。2Fはフレキシブルなフロアで、さまざまなシチュエーションに対応。3Fは個室フロアになっており、大切な人とゆっくり食事を楽しむことができる。また、煙の匂いが残らないしっかりとした設備で、焼肉店でありがちな服に匂いがつく心配もなし。1Fには駐車場も完備しており、来店しやすいのもうれしい。
創業からの伝統「お出汁で食べる焼肉」
タレで味付けしている肉を出汁のようなタレで食べるスタイルが京都で愛され続けているのは、同ブランドが創業から守ってきたからこそと言われている。少し酸味のあるさっぱりした黄金色のタレは「洗いダレ」とも呼ばれており、牛肉を煮込んで旨みを抽出したもの。「焼肉の名門 天壇 北山店」でも、このスタイルを楽しむことができる。
安全基準を満たした牛肉の刺身、人気メニューのロースが自慢!
国の安全基準を満たした新鮮な牛肉の刺身など多彩なメニューを展開。また、人気メニューでもあるロースは、「サーロインロース」と「リブロインロース」を提供。肉質のきめ細かさ、脂の旨みなど食べ比べしてみるのもおすすめ。薄切りロースを3枚重ねた「ミルフィーユロース」など進化したメニューも味わうことができる
焼肉店では珍しいモーニング営業を実施!
焼肉レストランとしては全国的にも珍しいモーニングメニューを土日祝日限定で提供。モーニングといえば、パンなどを思いつく人も多いはずだが、同店では朝から焼肉が味わえる「天壇朝御膳」をはじめ、お粥メニュー3種類と特製出汁茶漬け2種類を用意。
お粥メニューには、あわびをたっぷり使用した「あわび粥」、韓国料理の定番「参鶏湯粥」、四季で変わる「季節のお粥」、韓国では一般的な朝食でもあるお粥を自家製にアレンジ。
特製出汁茶漬けは「自家製梅キムチ茶漬け」と「自家製牛しぐれ煮」があり、鶏と鰹でとった出汁をかけて食べる。店内設備がしっかりしているため、前日の煙の匂いも残っておらず、朝から爽やかに食事ができる。モーニングメニューは厨房で調理のため、服に匂いがつくことがないので、食事が終わってそのまま出かけるのもよし。
フードコラムニスト門上武司も期待する「京都の朝食市場」
オープンに先立って開かれた内覧会には、フードコラムニストとして活躍する門上武司が出席。モーニングメニューに焼肉を提供することについて「京都には焼肉好きな人が意外と多い。和・洋・中ときて、焼肉まで朝食に加わることで、京都の食文化はますます面白くなる」と述べ、京都の食文化の発展に期待を寄せた。
夏には屋上を開放し、バーベキューフロアとしてオープンする予定。北山、そして京都に根ざした営業を目指していく。
山根翼