いつかは夢のマイホームを手に入れたい! でもこの、住まいを探すという一世一代のテーマには、いくつものギモンがついてくる。だれもがぶつかる住まいのギモンに、インスタで人気のぴよとと なつきさんのコミックで迫ってみよう。
「賃貸」と「購入」どっちがいいの?
まずは、だれもがぶつかるこのギモン!結局、賃貸と購入はどっちを選ぶべきなのか。この問題は結局は、自分にとって住まいとはなにか、というテーマに行きつく。
お金の面で考えれば「賃貸」は住宅ローンはないが、生涯にわたって家賃を払い続ける必要がある。「購入」は長期にわたってローンの返済をしなくてはならない一方で、家や土地は最終的に資産として残すことができる。
生活面でいうと、「賃貸」は、仕事が変わったり、家族構成が変わったりという環境の変化に対応しやすいというメリットがある。その点「購入」は基本的にずっとそこに住み続けるという選択をすることになるが、それにより地域とのつながりが産まれる。特に注文住宅を選択すれば、自分の個性にあった家をつくれるのも魅力だ。
金銭面では、「購入」は頭金が必要だが、ローンの完済後は支出がぐっと減り、資産を残せるという優位点がある
この選択はこのあとのライフスタイルにかかわる大切な事柄であるのは間違いない。
「戸建て」と「マンション」どっちがいいの?
購入する住まいを大別すると「新築戸建て(建売)」「注文住宅」「マンション」に分けられる。
「新築戸建て(建売)」は土地と完成した住宅がセットになった物件。すでに完成しているため、すべてが思い通りとはいかないが、実物を見て決められるのは大きな魅力だ。
「注文住宅」はハウスメーカーや工務店などと自分だけの家を作り上げるスタイル。予算と時間の許す限り、住空間を自由にデザインできるのが特徴だ。反面、住みやすさについては、完成するまでわからないことも。
「マンション」は同予算なら戸建てよりも立地条件がいいものが多い。近年では、オプションプランで設備や間取りを自分でデザインできる新築マンションもある。
「中古リノベーション」という選択肢
家を購入する場合のもう一つの選択肢として、近年注目を集めているのが「中古リノベーション」だ。古い建物の良さを生かしながら、中身を好みのデザインや間取りに作り直し、また、補強を施すなどして、自分にあった住まいに作り上げることができる。なんといっても、新築を購入するよりも費用を抑えられるのが大きな魅力だ。
一方で、注意するべき点もある。たとえばマンションは、キッチンやトイレ、浴室など水回りの移動が難しいことが多い。戸建てでも構造上、間取りの変更が制限される場合がある。見えない部分で想定外の補修が必要になることも。目当ての物件が本当にリノベーションに向いているのか、事前によく確認しておきたい。