「パパは殺されたの」めでたしめでたしの童話が復讐劇に!?新たな視点のサイコパスな復讐譚

東京ウォーカー(全国版)

母親と子どもたちが待ち続けた、復讐の相手とは…!?画像提供:森本大百科(@mdaihyakka)

誰もが知る童話「赤ずきん」を、狼の側から描いたらどうなるのか。森本大百科( @mdaihyakka )さんが描く漫画は、赤ずきんに父親を殺された狼の子どもたちと、復讐を企てる母親の姿を描いた衝撃作だ。視点を変えることで、なじみ深い物語が恐ろしくも切ない復讐劇へと変貌する。

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視点を変えただけで、童話が恐怖の物語に!?

ある山奥の小屋に住む一家。しかし、生まれた時からパパはいない画像提供:森本大百科(@mdaihyakka)

そしてパパのこと語り始める画像提供:森本大百科(@mdaihyakka)

お腹を開かれ、そこに砂や石を詰め込まれ、とてもひどい殺され方だった画像提供:森本大百科(@mdaihyakka)

物語の中心となるのは、赤ずきんに父親を殺された狼の子どもたちと、その母親。子どもたちは父親の死の真相を知らずに過ごしているが、母親は復讐の機会をうかがっている——。誰もが知る童話を別の立場から描くことで、これまでとは違った恐怖が浮かび上がる。赤ずきんを単純な被害者として描くのではなく、狼側の視点を取り入れたことで、物語の印象は大きく変化。視点を変えるだけで、正義と悪の境界が揺らぐような展開が生まれているのだ。

狼の側から描かれる、もうひとつの「赤ずきん」

森本さんは、物語の視点を変えることで、読者がよく知る作品に新たな解釈を加えている。赤ずきんと狼というおなじみの関係性を逆側から見つめることで、登場人物それぞれの事情や感情が浮かび上がり、物語に意外性が生まれる。

漫画を描くきっかけになったのは、「世にも奇妙な物語×少年ジャンプ+ presents 『奇妙』漫画賞」に応募するために制作した『炎上』だったという。現在は大阪よしもとに所属するピン芸人として活動する一方、漫画の執筆も続けている。

もともと漫画家を目指していたわけではなく、『カバチタレ!』の作画を担当する東風孝広先生と知り合ったことが、漫画を描くきっかけになった。森本さんは東風先生に「アシスタントで雇ってください」と頼み、漫画制作に携わるようになったという。

コメディと恐怖を自在に操る、大阪よしもとの奇才

芸人として活動しながら、漫画の構想も練っている森本さん。現在も新たな作品を考えており、短編だけでなく長編漫画にも挑戦したいと意欲を見せる。独自の発想でおなじみの物語に別の顔を与える森本さんが、今後どのような作品を生み出すのかにも注目したい。

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■取材協力:森本大百科(@mdaihyakka)

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