日常の“なんとも言えないイヤな瞬間”を、哀愁たっぷりのタッチで描く漫画家・青木ぼんろ(@aobonro)さん。X(旧Twitter)で発信している「恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活」シリーズでは、多くの会社員から共感の声が寄せられている。今回のテーマは、誰もが毎日使う“トイレ”。しかし、そのトイレがとんでもなく使いづらかったら…?
崩壊寸前のペーパーと濡れた床!個室で直面する“三重苦”
作中に登場するのは、幾重にも折り重なり、まるでクロワッサンのようになったトイレットペーパー。きれいに引き出せず、使えば使うほど段差が広がっていく厄介な状態だ。
さらに床はなぜか濡れており、ワイドパンツ着用中だった主人公は裾が床につかないよう細心の注意を払う羽目に。狭い個室の中で、濡れた床、飛び散る水滴、崩壊寸前のトイレットペーパーという“三重苦”に翻弄される姿がコミカルに描かれている。
「人間性が出やすい空間」トイレネタを多く描く理由とは
青木さんは、これまでにもたびたびトイレをテーマにした作品を描いてきた。理由について尋ねると、「あまり意識していませんでしたが、言われてみるとトイレのネタが多いかもしれませんね」とコメント。
そのうえで、「やっぱりトイレってプライベートな空間なので、使う人の人間性がもろに出るんだと思います」と語る。ペーパーを雑にちぎる人、床を濡らしても気にしない人など、“次の人への思いやり”が見えやすい場所と言えそうだ。
自分も段差を広げる“加害者”?著者が明かす対処法と心がけ
“クロワッサン化したペーパー”への対処法について青木さんは、「時間があるときは正常に戻すよう、層になっている部分を破ったりするんですが、時間のないときは細いまま使ってしまいます。なので、僕も(クロワッサンの)段差を大きくしてしまいます」と明かし、まさかの“加害者側”告白で笑いを誘う。
普段トイレを使う際の心がけについては、「『トイレには神様がいる』という言葉があるように、誰も見ていない空間だからこそ、神様は見ているよと思いながら使用していますね。きれいに使いましょう」と語ってくれた。地味だけど誰もが共感する“イヤな瞬間”を絶妙に切り取った本作。一度読めば深くうなずいてしまうはずだ。
取材協力:青木ぼんろ(@aobonro)
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