珈琲による人気漫画を実写映画化した『ワンダンス』(2026年11月27日(金)全国公開)のジャパンプレミアが2026年10月31日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催された。
主演のJOさん(&TEAM)をはじめ、池端杏慈さん、山口綺羅さん(Girls²)、RANさん(MAZZEL)、TSUKKIさん、髙松アロハさん(超特急)のキャスト6人に加え、草場尚也監督、ダンス総監修のカリスマカンタローさんが登壇。ステージ上でのダンス生披露と撮影裏話で会場を沸かせたほか、上映後の舞台あいさつでは&TEAMのNICHOLASさんのサプライズ出演も明らかになった。
6人が圧巻のダンスパフォーマンス、草場監督「グッときた」
上映前舞台あいさつはダンスパフォーマンスで幕を開けた。トップバッターのウセン役・髙松さんが会場を煽りながらダイナミックな動きを見せると、カベ役のTSUKKIさんが高速かつアクロバティックなムーブで続き、伊折役のRANさん、恩役の山口さんが次々とステージに上がる。ワンダ役の池端さんは劇中歌『Step by Step feat. Sagiri Sól, 藤田織也』に合わせた繊細かつ大胆なダンスを披露。一度暗転した会場が再び明るくなると、カボ役のJOさんが登場し、迫力あるダンスでボルテージを頂点まで引き上げた。
パフォーマンスを見届けた草場監督は「みんなすごくかっこよくてエネルギーにあふれていて感動しております。グッときてしまいました」と声を詰まらせた。カリスマカンタローさんも「真剣に取り組んで熱量をもってやりました。みんな映画を通して表現者として確実に一段上がったと思います」と手応えをにじませた。
JO「原作を読むうちに覚悟が生まれた」――初主演の思い
映画初主演となったJOさんは「準備期間は刺激のある深い時間でしたし、もっと言えば人生の中でも濃厚な時間だったと思います」と撮影を振り返った。2、3年前にオファーを受け、「原作を読んでいくうちに絶対にカボを演じていくんだという覚悟が生まれました」と当時の心境を明かした。
JOさんは、「カボの内向的な部分は学生時代の僕に似ている。今でも僕は⼈⾒知りなんですけど」と役との共通点に触れた。するとRANさんが「人見知り炸裂でした。話すと気さくでかわいくておもしろいです」、髙松さんも「僕の役が強めのキャラクターだったので怖がっていました」とツッコミ。JOさんが「今とは違って(髪型が)アフロだったんです…話しかけていいのかなと…」と返すと、会場は笑いに包まれた。
池端さんのダンスについてJOさんは「研ぎ澄まされた動きだったり、一つひとつ動きが洗練されていて、たくさん練習されたんだなと思いました」とコメント。池端さんは「撮影当時は高校生だったので学校の終わりに何時間かダンス練習をして、TEAM ONのみんなと合流して頑張りました。バトルのシーンは一番見てほしいポイント」と語った。
「やりたいことやって『変』でいい」カボのセリフにキャストが重ねた実感
続いて話題に挙がったのが、劇中のカボのセリフ「頑張って『普通』でいるくらいなら、やりたいことやって『変』でいいよ」。JOさんはこのセリフに触れつつ「ダンス映画だったからこそ、一緒に踊ることで(キャストの皆さんと)仲を深めることができました」と話した。
山口さんは「好きを貫くというとダンスですね。小さいころから続けていて今も好き。このセリフで好きを貫くことは恥ずかしいことではないんだなとあらためて思いました」と自身の経験と重ね合わせる。RANさんも「好きで続けているからこそワンダンスのみんなとも出会うことができた。自分の新しい一面も見つかるし、続けること、好きでいることはいいことたくさんある」と実感を込めた。TSUKKIさんも「ダンスを好きで続けてきたからこそ『ワンダンス』と出合えたし、ここにいられるのも好きを貫いたから」と続く。
髙松さんは「ダンスは嫌々で始めたんですけど、どんどん好きになって、続けていたからこそ超特急というグループにも入らせてもらえた。ダンスをやっていてよかったなと思います」と素直に語った。
キャスト陣の言葉を受けた草場監督は「今回、年齢が一回り下の皆さんと撮影をしたのが、すごく楽しくて。純粋に彼らのこれからを応援したいなという気持ちになりました」と、温かいまなざしを向けた。
上映後、NICHOLAS(&TEAM)がサプライズ登場
上映後には、客席にサプライズで舞台あいさつがアナウンスされた。ここで初めて、&TEAMのNICHOLASさんが本作に出演していることが解禁された。
NICHOLASさんの出演はJOさんにも事前に知らされておらず、ダンスバトルのリハーサルシーンの撮影本番で初めて目の前に現れたという。JOさんは「早朝から夜遅くまで撮影していたので、僕がおかしくなっちゃったのかと思った」と当時の困惑を振り返った。一方のNICHOLASさんは「JOは自分の世界に入りすぎて、僕が目の前で踊っているのに全然気づいてくれなかった」と笑いを誘った。
台湾出身のNICHOLASさんは、もともと台湾でストリートダンスに取り組んでいたといい、「バトルの文化が好きなので、このように映画に出演できてうれしかったです」と喜びを語った。カリスマカンタローさんはNICHOLASさんのダンスについて「台本では負けないといけない役なのに、このままでは勝ってしまうぐらいのダンスを踊っていた」と実力を絶賛している。
朝日のシーンで、台本になかったJOの涙
キャスト陣に「こだわったシーン」を聞くと、JOさんとTSUKKIさんがそろって挙げたのが、カボとカベの最後のダンスバトルだった。JOさんは「映画のピークとなるシーンだったので音楽を聴きながら研究して臨みました。練習していたときよりもカベの前に立ったときの“パッション”で踊った踊りが、自分的にもよい踊りができた」と振り返り、「映画のテーマでもある“心で踊る”ということを一番に伝えたかった」と、役に込めた思いを明かした。
草場監督もこのバトルを「一生忘れられないシーン」とし、「最初は自信のないカボがダンスと出合ってありのままの自分を認め、最後のバトルで自分を解放するとても大事なシーン。初めて撮影中に涙が出てしまった」と告白。TSUKKIさんも「撮影後に監督含めエキストラの方も泣いていて、ダンスってこれだけすてきなんだとあらためて感じました」と語り、さらにJOさんの成長について「(リハーサルのときと)かなり成長を感じて、本当に負けるかも。圧がすごかった」と明かした。カリスマカンタローさんもTSUKKIさんのダンスを「AIだと思うぐらいすごい。あんなに体が回るはずない」と称えた。
もう1つ印象的だったのが、池端さんと草場監督がともにこだわりに挙げた朝日のシーン。ワンダが朝日の中で踊る場面で、池端さんいわく、曇りのため2回撮り直し、深夜2時に現場入りして朝日を待ったという。草場監督は「ワンダのダンスを見てカボ役のJOさんが涙されていた。台本にはなかったのでびっくりしました」とエピソードを明かすと、JOさんは「この映画がクランクアップしてカボが終わりなんだと思ったときに、ワンダのダンスを見てぽろっときちゃいました」と涙の理由を語った。
最後にJOさんは「この映画に込められた意味がたくさんあって、少しずつでも前に進みながら新しいことに挑戦する力や、人と人の心をつなぐダンスの力を感じていただけたらうれしい。少しでも心に響くものがあれば、映画『ワンダンス』の魅力を一緒に盛り上げていただけたら」とメッセージを送った。映画『ワンダンス』は11月27日(金)より全国公開される。
『ワンダンス』作品概要
出演:JO(&TEAM)、池端杏慈、山口綺羅(Girls²)、RAN(MAZZEL)、TSUKKI、髙松アロハ(超特急)/古舘寛治
原作:珈琲『ワンダンス』(講談社「月刊アフタヌーン」連載)
監督:草場尚也
脚本:小林啓一
主題歌:&TEAM『For us』
挿入歌:エド・シーラン『オープニング』
ダンス総監修:カリスマカンタロー
音楽:origami PRODUCTIONS、SWING-O、GuruConnect
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
公開日:2026年11月27日(金)
(C)珈琲/講談社 (C)2026 映画『ワンダンス』製作委員会
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