元・東京スカパラダイスオーケストラの冷むた竜之が、ソロプロジェクトのDAD MOM GODで再始動!!

関西ウォーカー

東京スカパラダイスオーケストラを、’08年に脱退した冷牟田竜之が、ソロプロジェクトのDAD MOM GODを立ち上げた。ドラムに中村達也、池畑潤二、ギターに森雅樹、ベースにウエノコウジ、トランペットはタブゾンビ、サックスに田中邦和、青木ケイタとそうそうたるメンバーが集まった。レーベルは、浅井健一の主催するセクシーストーンズ。スカパラを脱退して、ここまでの流れを、冷牟田に聞いてみた。

−こうやって冷牟田さんの音楽を聴けたことが、まず何よりも嬉しいです。ここまでの経緯を教えて頂けますか?

冷牟田「5年弱、深い鬱病に悩まされていまして薬を飲んで治療する毎日でした。96年に交通事故で足を怪我したのですが、去年1月、再手術をして音楽をできるとこまで戻したんですね。スカパラに戻る道も考えたのですが、メンバーと話して、自分ひとりでやる道を選びました。リリース先は浅井君のところでやりたいなと思いまして、『具体的に示して欲しい』と言われたので、1ヶ月かけてデモを作って聴いてもらいました。で、OKをもらいました」

―聴かせて頂いて思ったのは、ライブを聴いてるような生々しさを感じたんです。

冷牟田「ライブと同じ空気をスタジオで作るのは難しいのですが、ライブと直結したものを作りたかったんです。常に最高のライブを、家で聴いてもらえるようにしたかったので」

―心身ともに負担がある中で、ここまでの作品を作り上げられたという事が本当に凄いと思います。とてつもない力だなと…。

冷牟田「やるしかないですから。だって、何も進まないじゃないですか」

―スカパラ時代の楽曲を演奏されている事も、驚きと嬉しさを感じました。

冷牟田「自分がこういう音を本当は目指していたんですよというのを出したかったんです」

―さっきもお話させてもらったんですけど、スカパラの音とはまた違う生々しさがあるんです。

冷牟田「レコーディングって細かいところを直して正確にやればいいってもんじゃないので」

―なるほど、そうなんですね。今日は最年少のメンバーであるサックスの青木さんも来られているので、お話を伺いたいのですが。まず参加されて、率直な感想を教えて頂けますか?

青木「個人的には凄い嬉しかったです。みなさん色々な、色々な経験をされている方ばかりなので、音の説得力が違うなと思いました。かっこいいって、こういう事なんだなと」

冷牟田「凄いがんばってくれましたよ。リハで完全にデモを覚えてきてくれてましたからね」

青木「初期衝動を凄く感じるデモで、どうしたいかが伝わってきたので、絶対にかっこいいものにしたいと思いました。だから、全部覚えてリハへ行かせてもらおうと」

―何よりも今は早くライブが観たいです。

冷牟田「生ダブのような、波があってうねりがある音にしたいですね。DMGだから観たいんだという人が来てくれたらいいですね」

―楽しみにしています。今日は本当にありがとうございました。

【関西ウォーカー】

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