吉田羊さんが初の単独主演を務める映画「ラブ×ドック」の公開記念舞台挨拶が行われ、吉田さんを始め、野村周平さん、玉木宏さん、大久保佳代子さん、広末涼子さん、成田凌さん、篠原篤さん、唐田えりかさん、そして、本作が映画初監督の鈴木おさむさんが登壇。
遺伝子レベルで恋愛を診断するというクリニック“ラブドック”で、「危険な恋を抑制する特別な薬」を処方された恋愛体質のパティシエ・剛田明日香(吉田羊さん)の恋愛模様を描いたラブコメディー。
主演の吉田さんが「吉田羊主演の恋愛映画という、これこそがファンタジー。この奇跡を叶えてくれた皆さんに心から感謝します」と語るなか始まった舞台挨拶では、様々なキスシーンが登場する本作にちなみ、キャスト陣が理想のキスのシチュエーションを披露。
早速、大久保さんが「台所に2ドアの冷蔵庫があって、しゃがんで『ポン酢なかったっけ?』って振り向いたらキスみたいな」と具体的に願望を。さらに「ちょっと実践でやってみてくれる?」と野村さんに投げかけ、再現しようとするも、逆に照れてしまい吉田さんから「自分でやってみて照れないで!」という声があがる一幕も。
一方、野村さんは「何かが始まりそうなキスがいいですね。今日、なんかいい日だ!みたいなキス。自分からじゃなくて向こうからならなんでもいい」との発言し場内をざわつかせた。
「2つ迷っているんですけど、結婚式の誓いのキスと毎朝の行ってらっしゃいのキス」(広末さん)、「広末さんと一緒で行ってらっしゃいのキスとおやすみなさいのときにしてもらいたいなって」(唐田さん)、「オーロラの下でロマンティックにしたい」(玉木さん)と続くなか、成田さんが「一回やったことがあるんです、幼稚園のときなんですけど。片づけをしているときに、振り向いたほっぺに触れるみたいな」と語り、キャスト陣からは「幼稚園で!?」という驚きの声が上がっていた。
最後に主演の吉田さんが「髪型を変えた時とかにかわいいじゃんって言われながら髪の毛にキスされたい。自分の構成するパーツ全てを愛してくれているなって」とコメントし、場内から拍手が上がっていた。
その後、舞台挨拶当日が誕生日だという大久保さんをサプライズで祝う一幕も。「大久保さんの愛犬“パコ美”を模した“ラブドッグケーキ”が登場。さらに、本作に登場する頬につけたホイップクリームにキスする“ホイップキス”シーンを、吉田さんと大久保さんが再現。そんな“ホイップキス”シーンを含め印象的なキスシーンが多くある本作。吉田さんが観客に「どのキスシーンがよかったか」を尋ねる場面もあった。
舞台挨拶の最後には「(演じた)飛鳥の『人生に無駄なことはない』という言葉が大好き。この映画を観て何かひとつでもポジティブなものを持って帰ってもらえたら」と、吉田さんが見どころを改めてアピールした。
映画「ラブ×ドック」は全国公開中。
週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一