原画250点が集結!人気漫画家・安野モヨコの大規模個展が西日本初開催

九州ウォーカー

6月2日(土)から7月16日(月)まで、イムズ8階にある三菱地所アルティアム(福岡市中央区)で「安野モヨコ展 STRIP! PORTFOLIO 1996-2016」が開催する。安野モヨコは女性の本音や悩み、ファッションなどを作品に盛り込み、読者に深い共感と高揚をもたらしてきた人気漫画家。そんな彼女の20年以上の歩みをありのままに“晒す”個展で、今イベントは西日本で初の大規模個展開催となる。

『鼻下長紳士回顧録』。フランス・パリの娼館を舞台に、主人公や娼館に訪れる客たちとの人間模様を描く本展メインビジュアル『 鼻下長紳士回顧録』より (C)Moyoco Anno / Cork


『シュガシュガルーン』『働きマン』など…世の人々を魅了し続ける作品の原点がココに


【写真を見る】『ハッピー・マニア』。1995年〜2001年に連載された名作。90年代、女性の恋愛バイブル的存在として人気を博した『 ハッピー・マニア』 (C)Moyoco Anno / Cork


同展示会では、安野モヨコが描いた漫画の原画が多数公開される。その数は約250点に及び、トビラ絵や各作品の名シーンもしっかりと網羅。1995年に掲載された『ハッピー・マニア』をはじめ、現在も執筆継続中の『オチビサン』、今年連載が完結した『鼻下長紳士回顧録(びかちょうしんしかいころく)』と代表作を展示。ほかにも、映像化でより人気を集めた『働きマン』『さくらん』など、誰もが知る人気作も登場する。

『働きマン』。雑誌編集者として日夜奮闘する女性が主人公で、「働くとは」をテーマに描いた漫画。アニメ、TVドラマで映像化され、さらに人気を集めた『 働きマン』 (C)Moyoco Anno / Cork


さらに、本展のために描き下ろした作品や、単行本未収録につきファンの間で“幻”と称された『さくらん』第2部の原稿もお披露目。ファン垂涎の豪華な内容となっている。会場に併設するショップ「ドットジー」では、画集などのグッズ販売も行われる。

『さくらん』。江戸の吉原で育った少女が、花魁になるまでの葛藤などがリアルに表現された作品。今イベントでは、幻とされた第2部の原稿も公開される『 さくらん』 (C)Moyoco Anno / Cork


安野モヨコが来福。トークライブ&サイン会も要チェック


『シュガシュガルーン』。第29回講談社漫画賞を受賞した、魔女ファンタジー漫画『 シュガシュガルーン』 (C)Moyoco Anno / Cork


6月29日(金)18:30〜、イムズホール(イムズ9階)にて「安野モヨコ展 トークライブ&サイン会」を開催。トークライブ参加者200名のなかで、安野モヨコ画集「STRIP!」の購入者を対象にサイン会も実施(60名)。受付は6月2日(土)から開始。詳細は、イムズHPをチェックしよう。

九州ウォーカー編集部

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