雄大な中央アルプスを望める、日本有数の絶景スポットの1つ、「千畳敷カール」(長野県駒ヶ根市)。高山植物の宝庫としても知られ、暖かい季節を迎えると可憐な植物が咲き誇る。そんな「千畳敷カール」まで、週末はちょっと足を延ばしてみよう!
中央アルプスを望む天空の大パノラマ
7月から見ごろを迎える、宝剣岳(ほうけんだけ)の直下に広がる「千畳敷カール」。氷河期の侵食により削り取られた、おわん形の地形をしており、畳1000枚ほどの広さがあることから、このように名付けられた。
「千畳敷カール」は“日本のスイス”とも呼ばれている。ここでは、スイスの雄大なアルプスのような絶景に出合えるのだ。のこぎりの歯のような険しい山々の稜線は、見る者を圧倒する。
駒ヶ根ロープウェイに乗って山頂へ
7分30秒で山頂まで950mをいっきに駆け上がる駒ヶ岳ロープウェイ。高低差は日本最高で、2600mの山頂にある千畳敷駅は、日本一標高が高いところにある駅として知られる。
カールを巡る遊歩道は整備されているので、四季折々の美観を自分の足で歩いて堪能しよう。青い空に雄大な中央アルプスの山々、そして白い岩肌。いつまでも眺めていたい壮大な景観は、日々の小さな悩みも吹き飛ばしてくれるに違いない。
【ココから写真を撮ろう】遊歩道沿いにある駒ヶ池からは、宝剣岳など中央アルプスがきれいに撮影できる。天候次第で、池に山が映った姿が撮影できるかも。山の稜線とカールを一緒に撮影するならカメラを縦にしよう!
【絶景データ】ベストシーズン:7~10月/ベストタイム:8:00~12:00ごろ
東海ウォーカー編集部