台東区で盛り上がる“若手クリエーター”熱とは

東京ウォーカー

職人やクリエーターが多く集まり、モノづくりの街としても有名な台東区。そんな台東区で特に盛り上がりを見せるのが、若手デザイナーが廃校を利用しもの作りに励む「台東デザイナーズビレッジ」だ。この通称“デザビレ”が、年に1度の施設公開&販売会「OPEN VILLAGE」を5月22日(金)・23日(土)に行う。注目は、ファッション誌などで注目されている、若手クリエーターたちのこだわりの“モノ”たちだ。

“デザビレ”とは、若手デザイナーの起業支援のため、6年前に台東区が設立したもの。御徒町界隈にある廃校を利用し、現在19組のクリエーターがモノ作りに励んでいる。「OPEN VILLAGE」では、そんなクリエーターたちが作ったモノたちの宝庫。お気に入りのクリエーターやモノを見つけるチャンスだ。

注目は、自ら撮影した写真をプリントした作品を展開する「carmine」。2005年に沖高麗子さんと中村美香さんが設立したブランドで、バッグ(2万5200円〜)やブローチ(3675円/2個)が人気。カードケース(3465円)などの革小物なども豊富にそろう。

そのほか、“大人の上質でかわいい和装”をテーマに和装関連の製造・卸・小売を行っている「注文の多いキモノ店」やヴィンテージリメイクの「LOWRUNDER」、ジュエリーの「igo」、犬雑貨の「toujours!」など、個性あふれるブランドが並ぶ。

昨年は約1300人が訪れたという同イベント。「デザイナーとの会話を楽しむ来場者が多い」(デザビレ村長・鈴木淳さん)と話すように、作り手から直接商品を買えば、愛着もひとしお。また、ワークショップやカフェが登場するほか、ことしは周辺にあるデザビレ卒業生の店と初コラボをするなど、一大デザインフェスタと化している。デザビレで、新進気鋭のクリエーター&モノとの新しい出会いを体験してみて。【詳細は東京ウォーカー5/11発売号に掲載】

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