文化を核とした大阪発展のムーブメントを起こすためのイベント「大阪文化芸術フェス2018」が、9月29日(土)から11月4日(日)まで大阪府内全域で開催される。5月21日(月)の情報解禁に合わせて、大阪府公館で行われた記者発表会の様子をレポートする。
2017年に続き2回目の開催となる同イベントは、期間中、万博記念公園をはじめ、大阪府内のホール、劇場や公園などで大阪が誇る上方伝統芸能、上方演芸等のコンテンツや音楽、演劇、アートなどを一堂に集めて実施する。大阪の文化を楽しむ機会を創出し、国内外からの多くの観光客を呼び込む狙いだ。
会見では、大阪府知事 松井一郎氏とフェスのキックオフを飾る「ウルフルズがやって来る！ヤッサ2018 ガッチューOSAKA！」に出演するロックバンド ウルフルズのメンバーが意気込みを語った。
松井知事は「大阪は文化に対しての造詣が薄いと言われる。この機会に大阪も文化に力を入れていることをアピールし、2025年の万博誘致にもつなげていきたい」と語り、1995年のウルフルズの大ヒット曲 『ガッツだぜ!!』にかけて「大阪府のガッツを見せよう！」と語った。
これを受けて、ウルフルズのメンバーもそれぞれ意気込みを語った。大阪府茨木市出身のサンコン Jrは「自分は大阪出身、大阪で結成したバンドとして、何か大阪に恩返しがしたいと思っていた。このような機会に恵まれてうれしい」とコメント。
同じく大阪府吹田市出身のジョン Bは「生まれ育った大阪、年を重ねるごとに好きになっている。こういうフェスに参加できてうれしい」と語った。
最後にトータス松本は「自分は兵庫県出身だが、18歳の時に専門学校へ通うために大阪に出てきてウルフルズを結成した。育ててくれた大阪に恩返しがしたい」と結び、松井知事に「奥さんにウルフルズは、ガッツだぜ!!の人やで！と説明されたんですよね」と鋭いツッコミをいれた。それに対し、松井知事は「年齢のせいか、最近よう忘れますねん」と返し、大阪らしいノリの、笑顔あふれる会見となった。
今年で結成30周年を迎えるウルフルズ、今回のフェスでは大阪発信の新曲も発表予定。大阪文化芸術フェスのキックオフイベント「ウルフルズがやって来る！ヤッサ2018 ガッチューOSAKA！」は万博記念公園もみじ川芝生広場で9月29日(土)開催。
二木繁美