5月21日(金)、文化服装学院にて、下着メーカー・トリンプ主催、世界規模でのランジェリーデザインコンテスト「Triumph Inspiration Award 2010」の日本大会が行われた。見事一位になったのは、最近ブームになっている「森ファッション」をモチーフにした「森ブラ」。時代を反映するようなストレートなデザインで、会場の観客を魅了した。
今回は、845作品の中から勝ち残った10作品というだけあって、斬新で革新的なデザインばかり。山ガールと称しリュックを背負ったものや、パスタをイメージして麺とソースがからまったもの、たくさんの小さい鏡をつなぎ合わせたものなど、下着とは思えないような面白いデザインが目立った。
中でも、審査員が口を揃えて「新しい」と話していたのが、マタニティに焦点をあてたもの。大きなおなかやふくよかなたるみこそが美しい、というお腹を隠さずにキレイに見せる、女性ならではの感性は、見るものを驚かせた。
そんな強者ぞろいの中、見事一位に輝いた「森ブラ」は、パステルカラーのグリーンをベースに、キラキラ輝く小物で華やかにまとめられた、森ガールファッションをイメージしたもの。ピンクや黄色の鳥もあしらわれ、レースのアームカバーやレッグウォーマー、パンプスまでもどこを見ても森、森。頭から足先まで、全身を森ガールでイメージされていた。審査員も、完成度の高さ、細部にわたるクオリティの高さには太鼓判を押していたほどだ。
また、昨年日本大会で優勝したキャベツ型「芽が出るインナー」を着て登場したトリンプイメージガールの青山玲子さんは、「普段はピンクや黒の谷間が出るブラが多いけど、グリーンも可愛くてスキになった」と昨年・今年とグリーンベースのものが一位になっていることに影響されたようす。さらに、「部屋では洋服を着ず、下着だけで過ごします」という報道陣をドキッとさせる発言も飛び出した。
森ブラは、9月16日(木)にロンドンで行われる世界大会へ出場する。まさに、今の日本のブームを世界にアピールしにいくような形になる。自信をもって日本から送り出す「森ブラ」。世界中で「森ブーム」旋風を巻き起こせるだろうか!?【東京ウォーカー】