海辺の景色に癒される!三重県鳥羽市の秘境で絶景ハイキング!!

東海ウォーカー

伊勢湾口に位置し、三重県鳥羽市から船で渡る神島。周囲4kmほどの小島には、市の天然記念物に指定されている「カルスト地形」や「監的哨(かんてきしょう)跡」などがあり、見どころ満載だ。今回は船乗場をスタートに、登山初心者でも楽しめる絶景ハイキングコースをご紹介!

まずは、島唯一の食堂「浜辺の家 潮波」で腹ごしらえ。地元の人にも愛されているこの店で人気の「タコ飯定食」(1000円)は、タコの柔らかい食感とダシを堪能できるタコ飯に、郷土料理のアラメ巻きなどが付く。

昆布ダシと醤油で炊き上げたタコ飯にアラメ巻きやエイのあえ物が付く「タコ飯定食」(1000円)


港の路地を抜けた先にある「八代神社」では、旅の安全を祈ろう!神社の麓に広がる港町には時計台があり、島の象徴とされている。

海の神様、綿津見命(わだつみのみこと)が祀られている「八代神社」


島の象徴とされている時計台。独特な形も面白い


この先は絶景続きなので、カメラの用意が欠かせない。

日本の灯台50選にも選ばれている「神島灯台」は島内唯一のビュースポット。1910年に日本初の白熱電灯による電気灯として開設された、歴史ある灯台から海を望める。カメラスタンドもあるので、みんなで記念写真を撮ろう。

日本の灯台50選にも選ばれた恋人の聖地「神島灯台」


小説「潮騒」のクライマックスに登場する「監的哨跡」も訪れたい。建物の中から窓越しに広がる景色が魅力で、コンクリートの壁に切り取られて絵画のようにみえる。

「監的哨」は、旧陸軍が試射弾の着弾点を確認するために建てられた


白い塔のようにそびえ立つ「カルスト地形」は、海の青さとのコントラストが神秘的で美しい。石灰岩が風化してできたダイナミックな自然美に圧倒されること間違いなし!

【写真を見る】海の青と、岩の白の対比が神秘的


神島小・中学校のグラウンド沿いを抜けた先にある「古里の浜」では砂浜に咲く海花植物を観賞するのがおすすめ。浜からほど近くにある島のパワースポット「白長大明神」で白蛇伝説の碑を拝んだら、今回の旅は終了だ。

初夏には、ハマエンドウ、ハマダイコン、ハマヒルガオなどが浜辺沿いに咲く


島の人が浜で拾った白い石をお供えしているという白蛇伝説の碑


神島には今回紹介した以外にも、独特な文化と自然が息づくスポットがたくさんある。多くの文人や芸術家を魅了してきた、変化に富んだ情景を楽しもう。

東海ウォーカー編集部

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