HKT48が地元・福岡でファイナル公演!
5月27日、HKT48が2月25日に神戸・ワールド記念ホールからスタートした、約1年ぶりのライブツアー「HKT48 春のアリーナツアー2018〜これが博多のやり方だ!〜」のファイナル公演(昼・夜の2公演)を地元・マリンメッセ福岡で行った。
開演時間とともにメンバーが客席の各所に登場し、今回のツアーのために書き下ろされた新曲「ぶっ倒れるまで」でライブがスタート。「今日はみんなで最高の思い出を作りましょう!」と指原莉乃さんが呼びかけると、ファンも大きな声援でそれに応えた。デビュー曲の「スキ!スキ!スキップ!」や「メロンジュース」「桜、みんなで食べた」など初期のヒットシングルを立て続けに聴かせ、序盤から会場は大盛り上がり。「2月から始まった春のアリーナツアーですが、ついに福岡に戻ってくることができました」と松岡菜摘さんがうれしい気持ちを伝えると、「こんなに広い会場が埋まるとは思わなかった…。さすが地元です! 来てくださってありがとうございます!」と指原さんも会場を見渡し、笑顔で話した。
今回のツアーでは「1人1曲センター曲披露」のメドレーコーナーがあったが、ファイナルということで内容を一新。昨年末に発売された待望の1stアルバム「092」の収録曲や5月2日に発売された11thシングル「早送りカレンダー」の収録曲など、ライブでの初パフォーマンス曲を続けて披露してくれた。2期生の楽曲「僕らのStand By Me」では、ケガのため活動を制限している秋吉優花さんと岩花詩乃さん、そして朝長美桜さんが参加し、大きな歓声が上がっていた。そして、指原さん、宮脇咲良さん、田島芽瑠さん、朝長さんの4人で初披露した「2018年の橋」では、歌唱メンバーの一人で現在休養中の兒玉遥さんの映像が映し出され、メンバーたちが涙ながらに歌う場面も見られた。
そのほかにも、中盤にはチームHが「RESET」を、チームKⅣが「恋を語る詩人になれなくて」を、チームTⅡが「手をつなぎながら」を披露したが、3月31日のさいたまスーパーアリーナ公演でデビューしたドラフト3期研究生も初めて各チームに加わってパフォーマンスを行った。寸劇を挟んで、後半も勢いを加速させてアルバム収録曲やシングル曲「しぇからしか!」「最高かよ」などを一気に聴かせて、本編の幕が下ろされた。
夜公演のアンコールでは、約2年ぶりとなる新メンバーオーディションの開催をサプライズ発表。第5期生募集のオーディション開催を受けて、指原さんは「可愛い女の子、ぜひ集まってください!」と呼びかけた。応募締め切りは7月1日(日)の23時59分まで。6月24日(日)には福岡・スカラエスパシオにて「HKT48セミナー」も開催される。
楽しかったツアーもあと数曲というところで感想を聞かれた月足天音さんは「このコンサートに参加して、アイドルになってよかったなと思いました」と泣きながら答え、松岡はなさんも「こんなに楽しかったのに、もう終わっちゃうからさみしい…」と大号泣。その様子に会場は和んだ空気になり、指原さんが「私たち、まだまだ劇場の夢も諦めていませんし、本当にみんなが動いてくれているので、もう少しだけ待っていてください!」と話すと、会場からは暖かい拍手が起こった。アンコールでは最新シングルの「早送りカレンダー」をはじめ、「HKT城、今、動く」「キスは待つしかないのでしょうか?」、そして「12秒」を披露して、3か月に及んだツアーを締めくくった。
文/田中隆信
週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一