6月17日(日)、糸満漁港中地区(沖縄県)にて伝統行事「糸満ハーレー」が行われる。
糸満ハーレーは、旧暦の8月15日に行われる糸満大綱引きと並んで糸満の二大年中行事の一つ。今から約600年前、中国から伝わったとされ、12名1組がハーレー舟に乗り、漕ぎ競い合うことで航海の安全や豊漁を祈願する海人(ウミンチュ/漁師)の祭りである。
県内の他地域ではハーレーシーズンの日曜日や祝祭日に催し、観光化するところが増えつつあるが、糸満ハーレーは神事性を重んじるため伝統通り旧暦の5月4日に実施。今年は日曜日に開催されるとあって、例年以上に賑わうことが予想される。
当日は、御願バーレー(グルーウグヮン)、アガイスーブ、クンヌカセー(転覆競漕)、中学生バーレー、青年団バーレー等の競技と、地域の人々の参加による高校生競漕、教員団競漕、職域競漕などを実施。また、一般参加のアヒル取り・スイカ取り競争も併催される。
糸満漁港中地区へは、那覇バスターミナルよりバス糸満線で約40分。開催時間は10時からで入場無料。
今年は日曜日に開催される糸満ハーレー。勇壮な海人の姿を応援しに出かけよう。
ウォーカープラス編集部