ライスと並ぶカレーの相棒、ナン。実は今年は、ナン日本本格上陸50年という記念すべき節目。そこで、2018年6月1日(金)に、「カレーはナン派VSライス派プロジェクト」が発足する。「カレーはナン派VSライス派プロジェクト」の議論を切り口に、カレー業界全体を盛り上げる活動だ。6月1日~9月30日(日)まで、このテーマについて国民投票を実施する。特設WEBサイトやプロジェクトに賛同した飲食店で投票ができる。
長い間、不動のコンビだったカレー×ライスに、「待った」をかけるナン
カレーと言えばもはや日本の国民食。海外旅行者も日本のカレーを楽しみに来日しているとか、いないとか。そもそも、カレーはインドを発祥とし、イギリスに渡ってから、洋食として渡来したという歴史を持つ。そんなカレーが日本の主食でもある米と黄金コンビを組み、家庭の食卓にも上るようになり、家庭の味として長く君臨してきた。一方で、近年、インド料理店やカレー専門店が増加したことや、これまで給食のカレーにはライスが定番だったものが、ナンが登場するようになるなど、カレーにはナンというスタイルが急増してきた。
実は歴史がある!ナンが日本に本格上陸したのは、ナント50年前
一見、最近の食べ物の印象があるナンだが、実は50年前には日本に上陸をしていた。1968年に、神田川石材商工が日本で初めてタンドール窯を製造・販売したことからはじまっている。そこから地道にその存在を広めていき、今では誰もが知るカレーの相棒となり、「カレーはナン派」も半世紀の間で徐々に台頭してきた。今回はこの実態を受け、カレー業界を盛り上げるべく、「カレーはナン派か、ライス派か」について、国民投票を行い、数回に分けて結果を発表する。
カレー好きなら黙って見過ごすことなかれ! ぜひとも一票を投じよう
このプロジェクトが発足し、国民投票が始めるとあれば、カレー好きは見過ごすことはできるはずがない! ナン派もライス派も自分の思いを込めた一票をぜひ投票してほしい。投票の方法は簡単。6月1日(金)~9月30日(日)までの期間中に特設サイトにアクセスするか、賛同した飲食店で投票すればOK。カレーを味わいつつ投票すれば、楽しさ倍増⁈ みんなでカレー業界を盛り上げよう。
取材・文=岡部礼子