“野人”岡野『サッカーをあきらめない』出版サイン会で日本代表への思いを語る

東京ウォーカー(全国版)

“野人”のニックネームで知られ、Jリーグやサッカー元日本代表として活躍した岡野雅行の著書『サッカーをあきらめない サッカー部のない高校から日本代表へ――岡野雅行』が5月31日(木)に発売された。6月3日(日)、その発売記念サイン会がさいたま市の須原屋本店で行われた。

著書の出版記念サイン会に登場した岡野雅行


『サッカーをあきらめない サッカー部のない高校から日本代表へ――岡野雅行』は、岡野の波乱万丈なサッカー人生を描いた児童向け単行本。岡野は「高校にサッカー部がなくて、大学も洗濯係で試合に出してもらえない。でもサッカーをやり続けていたらチャンスをもらえて、プロに入って日本代表までいけたという人生でした。今はたくさんの選択肢があって子どもたちもやることに迷うと思うんですけど、やり続けているとどこかで誰かが手を差し伸べてくれたりするので、やりたいことを続けてほしい。『あの長髪のおっさんでもやったんだから』と(笑)」と、出版についての思いを語った。

「ジョホールバルの歓喜」で決勝点を挙げ、1998年のFIFAワールドカップ・フランス大会出場の立役者となった岡野。現在のサッカー日本代表への思いを聞かれ「海外で活躍する選手が多くなったのはいいことだと思うけれど、日本代表になったら日本代表のやり方で必死になって戦ってほしい。もちろん勝ち負けもありますけど、ピッチの上に立ったら責任を持って戦って、子供たちに『日本代表になってやろう』と思わせるプレーをしてくれたら」と話した。

【写真を見る】子どもからのサインに応じる岡野


現役時代は浦和レッズの中心選手としても活躍した岡野。地元・浦和でのサイン会ということもあり、店内には長蛇の列ができ、訪れた客に岡野は現役時代と変わらないはつらつとした笑顔で応じていた。

国分洋平

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