広島県廿日市市の海の見える杜美術館で、「香水瓶の至宝~祈りとメッセージ~」が7月8日(日)まで開催されている。
豊かな風土や文化交流、そして人々の美を希求する心から生まれてきた香りの文化。人々は生活の中で香りを楽しみ、香りを入れる器である香水瓶を大切にしてきた。
同展は、耐震工事のため休館していた海の見える杜美術館のリニューアル後初の展覧会で、同館の香水瓶コレクションからえりすぐりの名品を展観。
古代祭祀のための香水瓶から王室に伝承された宝飾細工の香水瓶、世界の有名ブランドの名香の容器など、様々な香水瓶が並ぶ。
担当者は「香りを入れる器には、制作された各時代の技術や美意識が注がれていて、人々が特別な思いを込めていたことを見て取ることができます。本展には、海の見える杜美術館の香水瓶コレクションの中から、貴族や王族が秘蔵してきた逸品をはじめ、古代から現代に至るえりすぐりの名品を展観いたします。香りと人類の歩んできた重厚かつきらびやかな歴史をご覧ください」と呼びかける。
香りだけでなく、その器の美しさにも注目の香水。香りと瓶の美しさに酔いしれよう。
ウォーカープラス編集部