京都駅では2階の南北自由通路や新幹線コンコース内外に複数の駅弁売場がある。老舗料亭の味が駅弁で気軽に楽しめるのは、京都ならではの魅力。売り場ごとに商品が違い、在来線ホームにも売店があるので要チェック。<※情報は関西ウォーカー(2018年6月5日発売号)より>
80年以上の歴史を持つ仕出し専門店の名物だし巻き
冷めてもおいしい、ジュワッとダシがあふれるふんわりだし巻きは、1933(昭和8)年創業の仕出し専門店「大徳寺さいき家」の名物。実山椒で炊き上げた鶏肉もたっぷり入っている。添えられている粉山椒を鶏肉に振りかけて食べると、タレが染みたご飯とあいまっておいしさが数段アップ。だし巻きのジューシーさも感動もの!
伏見稲荷駅前の名物が詰め合わせで買える
ダシをたっぷり含んだ揚げと柚子がふわっと香るすし飯のいなりは、伏見稲荷駅の名物。わさび・椎茸・蓮根・千瓢いなりなど人気の5個が一度にいただける人気の詰め合わせ。
古都ならではの食材が!ご飯にもおかずにも
俵むすびに「伏見稲荷門前 伍八山椒堂」のちりめん山椒と「京つけもの もり」のしば漬けを使用。おかずには「京都いとふ」の粟麩など、京都ゆかりの食材を盛り合わせ。
弁当のクオリティを超えた炙り鯖の旨味に感動!
肉厚の鯖に塩を当てて酢で軽く締め、表面を香ばしく炙った鯖寿司。料亭のおもたせ専門店「紫野和久傳」特製で、鯖の上にはおぼろ昆布。脂ののった鯖が絶品。
肉本来の味を楽しめる旨味を凝縮したステーキ重
近江牛割烹「時空割烹 沙羅」による駅弁。低温調理によって肉を柔らかく仕上げ、味付けは素材本来の味を楽しめるよう塩胡椒のみ。添付のステーキソースや西洋ワサビもお好みで。
ふたを開ければそこが割烹。京料理の技が詰まった弁当
谷崎潤一郎など多くの文人に愛された割烹「たん熊 北店」特製。季節のワサビご飯に煮物、ダシ巻きや焼魚などをコンパクトに詰め合わせている。
京都の旬と魅力をコンパクトに詰め込んだ
季節野菜の煮物を中心に、サーモンの味噌漬けや信田巻煮、ひろうすなどおばんざいの要素も加えた、京料理「田ごと」の折詰弁当。彩りの豊かさも食べる楽しみをアップさせる。
キャベツと鶏そぼろが味に深みを持たせる
祇園の鶏料理店「侘家古暦堂」の弁当。チキンカツの下にカレー味のキャベツ、甘辛いそぼろがあり、相乗効果が深い味わいを実現している。
手間をかけたロケ弁で気分は大物俳優!?
太秦の弁当店が大物俳優のひと言で作ったというロケ弁当。直火焼きのサバ、山椒が香るサクサク唐揚げなど、一つ一つに手間をかけた、上質な味だ。
駅弁の数に限りがあるので、早めの購入を。【関西ウォーカー編集部】
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