ネイマールとの対戦を目指して、ストリートサッカー世界一へ!

関西ウォーカー

 U25ストリートサッカーワールドカップ「Neymar Jr's Five(ネイマール・ジュニア・ファイブ)」をご存じ?サッカーのブラジル代表であり、レッドブル・アスリートとしても知られるネイマールが考案したストリートサッカーの世界大会で、3回目の2018年、日本では宮城、埼玉、愛知、大阪、福岡の5会場で予選を開催。そして日本一となったチームが、7月にブラジルで行われる世界大会の切符を手に入れるというもの。

ネイマールが考案した、フットサルとは異なるルールで行われる「ネイマール・ジュニア・ファイブ」。世界60カ国以上から10万人以上が参加する


今回は6月9日に敗者復活戦「LAST CHANCE ROUND」が、イオンモール堺鉄砲町(大阪府・堺市)で行われると聞いて、さっそく行ってみた。

【写真を見る】今回、日本予選敗者復活戦が行われたのは「イオンモール堺鉄砲町」の赤レンガ広場


日本予選敗者復活戦に参加するのは、全8チーム。ABブロックに分かれ、総当たり戦で代表を決めてから決勝が行われる。一見するとフットサルのようにも見えるが、全くの別物で、16~25歳のアマチュア選手であれば誰でも参加でき、試合時間は10分間というもの。

番号の書かれたビブスを着用し、失点すると1番の選手から順にコートの外へ


そのルールをざっくり説明すると、まず5対5でキーパーはなし。壁に取り囲まれているため、ラインアウトも基本なし。よって壁パスや、1人ワンツーが当たり前。また得点するごとに、相手チームから選手1人をコート外へはじき出すというルールが一番のポイント。先制すれば一気に数的有利となるわけだ。失点を重ねると一気に5対1といった窮地へ。当然5対0となった場合はそこで試合終了だ。場合によっては1対1という状況も!

チームの期待が最後の1人にかかる緊張の瞬間もある


またゴール前にある半円は、両チームとも立ち入り禁止ゾーン。入ってしまうとペナルティーが与えられる。そしてディフェンスが入った場合は、PKへ。キーパーがいないので、かなりの確率でゴールとなる。

敗者復活の1枠を掛けた試合は、予想以上に白熱!アクロバティックな個人技も見もの


今回は、リーグ戦で圧巻の強さを見せていた名古屋のチーム「PSG」が、決勝でも5対0と圧勝!翌6月10日に大阪城公園で行われる決勝戦、ジャパンファイナルへコマを進めた。日本では2016年から始まった今回のイベント。今後参加者はどんどん増えそうだ。

今回は、名古屋のチーム「PSG」が決勝にすすんだ


世界一という称号と共に、ネイマールとの対戦切符が手に入る「ネイマール・ジュニア・ファイブ」。ロシアW杯の盛り上がりとともに、今後もこちらにも注目していきたい。

田村慶明

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