2016年4月に開館し、2018年3月28日に来場者が100万人を突破したスヌーピーミュージアム(東京都港区六本木)。2018年9月に閉館を迎える同館では、最終回となる「ともだちは、みんな、ここにいる」を開催している。
貴重な原画約80点をはじめ、新作アニメーションや多彩なグッズで「PEANUTS(ピーナッツ)」の世界を堪能できる同施設を、スヌーピー好きで有名なSHEILA(シェイラ)さんがナビゲート!
勝手知ったる様子のSHEILAさん、「スヌーピーミュージアムは新しい展覧会が始まる度に来ているの。細部までこだわって作ってあるので、ファン心をくすぐる場所。初めてスヌーピーミュージアムに訪れたときは大興奮で、写真もたくさん撮りました!」とのこと。さっそくエントランスホールへ!
ホールに登場したのは、コミックでスヌーピーたちが悩みごとなどを語り合うレンガの壁。スヌーピーとチャーリー・ブラウンの間に立つと、「うちの息子はチャーリー・ブラウンの雰囲気にそっくりで、インスタでも息子のことをチャーリーって書いてるくらい(笑)。それで、チャーリー・ブラウンがより好きになったの」とSHEILAさん。元々は、SHEILAさんの母親が「ピーナッツ」の大ファンだったことから、生まれたときからスヌーピーや仲間たちに囲まれて育ったのだとか。
「家にはたくさんのグッズがあったけれど、「ピーナッツ」が好きなことを自覚したのは小学校2年生くらい。中学生のイトコのお姉ちゃんが、身の回りのものを「ピーナッツ」で揃えていたのを見て憧れて。それからまず、ハンカチをたくさん集めたの。お姉ちゃんと文通を始めてから、文房具やレターセットも買うようになりました」。それ以来、他のキャラクターが気になることがあっても、ずっと好きで居続けたのは「ピーナッツ」だけなんだそう。
ギャラリースペースには、2013年に開かれた「スヌーピー展」以来2度目の公開となるものなど、貴重な原画が展示されている。
子どもが生まれたときには、2人ともスヌーピーのおくるみで抱っこしたというSHEILAさん。「ベビーグッズも気が付いたら『ピーナッツ』ばかり。子どもたちも『ピーナッツ』に囲まれて育って、特に息子はスヌーピーが大好きみたい!」。
一点一点じっくりと見て回りながら、「私も最初はスヌーピーくらいしか知らなかったけど、家にあった本を読んで、いろんなキャラクターを知っていくうちに、もっともっと『ピーナッツ』にハマっていったの」と語るSHEILAさん。自分を「ピーナッツ」のキャラクターに例えるなら?という質問に、「タピオカ・プディング!いつか自分のキャラクターが商品化され世に出ると信じている女の子なんだけど、そのモチベーションが私に似てる(笑)」とのこと。
「毎回新しい展覧会を楽しみにしてきたから、閉館したら寂しくなるなぁ」。SHEILAさんにとって、「ピーナッツ」の一番の魅力は?との問いに、「個性豊かなかわいいキャラクターがたくさんいるところはもちろん、例えばルーシーの、“私は私!”っていう強いキャラも、チャーリー・ブラウンがダメダメなのも、それでもいいよ、って認めてくれるところが好き。ストレートじゃないメッセージ性があって、自分の知らなかった考え方やモノの見方とか、生きて行く上でのヒントをいっぱい教えてくれる。それをユーモアを交えて描いているから、重くならずにラフなんだよね。その世界観にホッとするのかも」。
出口付近には、スヌーピーミュージアムから来場者へのメッセージが。ちなみに、「ピーナッツ」の故郷・サンタローザにあるシュルツ美術館については、「実はシュルツさんのお奥様にもお会いしたことがあるのに、まだ現地には行ったことがないの!もう少し子どもが大きくなったら一緒に行きたい!」。