2008年の「B-1グランプリ」で優勝し、ブームに火がついた「厚木シロコロ・ホルモン」はまだ記憶に新しいが、ホルモン界から新たな刺客“ホルモンバーグ”が登場し、話題になっている。
“ホルモンバーグ”は、その名のとおりホルモンを使った新感覚のハンバーグで、コリコリとした独特の食感が特徴。広島でブレイクし、いよいよ東京でも火がつく勢いだ。デミグラスソースなどで食べる通常のハンバーグとは違い、“食べるラー油”などを使った、オリジナリティあふれるメニューがあるのも魅力だろう。
原宿にあるハンバーグ店「スターハンバーグ原宿」では、1日に20食限定でハラミや小腸など7種の部位と野菜で作った「ホルモンハンバーグ」(980円)が味わえる。ホルモンのほかに、牛肉と豚肉もミックスされているので想像以上にジューシーな食感。粗く刻まれたゴボウやレンコン、タマネギなどの野菜がうま味をさらに際立たせている。ソースのかわりに、ラー油と山椒、醤油で食べる「特製スパイスセット」が人気で、ホルモンの食感とラー油の辛さにやみつきになる人が続出しているという。また、「ねぎ塩レモンソース」もあり、さっぱりとした味わいでこちらもおすすめだ。
恵比寿の「大阪居酒屋ホルモン ホルモンキング」では、「どてやき」(390円)などの大阪名物のほか、おろしポン酢で食べる「ホルキンバーグ」(450円)が食べられる。コプチャンやテッチャンなど、その日の仕入れによって変わる約3種のホルモンと、鶏軟骨で作られたジューシーな“ホルモンバーグ”を、おろしポン酢と大葉でさっぱりと味わうことができる。炭火でじっくりとあぶるため、ホルモン独特のくさみがなく、焼き上がりもふっくらとしている。
“ホルモンバーグ”はコラーゲンがたっぷりなので、意外にも女性に人気。紹介した店舗でも、1人でホルモンを楽しむ“ホルモンヌ”の姿が見られた。女性心をつかむB級グルメの新星“ホルモンバーグ”から、目が離せないのだ! 【詳細は東京ウォーカー5/25発売号に掲載】