ネスレの“次世代コーヒー”を飲んでみた

東京ウォーカー(全国版)

今年、ネスレ日本は、主力ブランド「ネスカフェ」発売以来50周年を迎えるにあたり、新ジャンルの“次世代コーヒー”を開発した。「インスタントコーヒー」と「レギュラーコーヒー」両方の“いいトコ取り”をかなえたのだという。その革新的なコーヒーとは一体どんなものなのだろうか?

同社が9月1日(水)から発売予定の新「ネスカフェ 香味焙煎」は、“もっと簡単に職人(プロ)がたてる本物のコーヒーの味を家庭で”をテーマに、「味・香り」と「インスタントコーヒーの簡便性」の両方を追求したもの。これは、「インスタントコーヒー」でもなく「レギュラーコーヒー」でもない、新しいセグメントカテゴリー「レギュラーソリュブルコーヒー」として、次世代のコーヒー市場を担っていく意気込みなのだとか。

見た目は「インスタントコーヒー」と変わらないこのコーヒー。飲んでみた感想を、コーヒー好きの面々に聞いてみると…、「クセがなくておいしい」「味はサッパリしていて香りがすごく良い」「コクを保ちつつ後を引かないのが良い」と好評な様子。記者も普段の「レギュラーコーヒー」と飲み比べてみたのだが、このコーヒーには妙な酸味がないことに気付き、明らかな違いに驚いた。

同商品の魅力は、「インスタントコーヒー」の様にお湯を注ぐだけで、いつでも手軽に、本格的な「レギュラーコーヒー」の味や香りを楽しめるところ。それは、同社が50年かけて進化させてきた独自のコーヒー抽出液と、微粒子レベルまで粉砕したコーヒー豆を混ぜることで、「インスタントコーヒー」に、味と香りを包み込んだ、日本初採用の「挽き豆包み製法」を使用することで実現したそうだ。家庭で作る「レギュラーコーヒー」の問題点、“パック開封後の豆の保存の難しさ”や“作り置きコーヒーの酸化問題”を解決し、挽きたて豆同様の香りや味を再現することを可能にした、画期的な商品なのだ。

ちなみに、この商品のターゲットは、味にうるさい「レギュラーコーヒー」のユーザーだ。同社社長が、「コーヒーの歴史を変えます!」と自信をのぞかせるだけあり、実際に普段、市販の「レギュラーコーヒー」を飲んでいる人にも評判が良かった。

革新的な「挽き豆包み製法」で作り、“いいトコ取り”をかなえた“次世代コーヒー”「レギュラーソリュブルコーヒー」。同社社長は、「我々は単なるインスタントコーヒーメーカーではなく、革新性でコーヒー業界をリードする企業になること、幅広いコーヒー製品を提案する企業になることが目標」と、ビジョンを掲げている。今後は、現行商品であるプレミアムタイプのインスタントコーヒー「ネスカフェ プレジデント」などにもこの製法を活用し、さらには海外でも展開していくそうなので、注目が集まりそうだ。【東京ウォーカー】

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