レア曲多数、SKE48新曲披露も!AKB48世界選抜総選挙前コンサートレポート

東海ウォーカー

2018年6月16日、ナゴヤドームにて「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙~世界のセンターは誰だ?~」が開催。開票イベントの前には、AKB48グループによるコンサートが行われた。

出演は、AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48、STU48の国内グループに加え、総選挙初出馬となるタイ・バンコクのBNK48、台湾・台北のTPE48の立候補メンバーだ。

世界のAKB48グループから選抜されたメンバーが「恋するフォーチュンクッキー」を披露!(C)AKS


2018年に活動開始したTPE48は、初々しいパフォーマンスで会場を沸かせた(C)AKS


今回のコンサートは、1352曲あるAKBグループ総楽曲の中から、メンバーが“今聴きたい1曲”をアンケートにとり、選ばれた7位から1位までの曲をオープニングアクトで披露。一方、本編はメンバーからのリクエストが1票しか入らなかった楽曲で構成されるユニークなセットリストだ。これは歴史を積み上げ、拡大し続けるAKBグループだからこそ可能な演出と言えるだろう。

300人以上の立候補者がステージ上に上がり、圧巻のパフォーマンスを披露!(C)AKS


ナゴヤドームには早朝から約3万人の観客が集結。「今日はSKE48がみんなの心を盗むよ!」という松井珠理奈(SKE48)の掛け声とともに、「盗まれた唇」からオープニングアクトがスタートした。そこから「Beginner」や「ヘビーローテーション」などの人気曲が続く。

2017年の総選挙ランクインメンバーが歌唱を担当した「チャンスの順番」では、それまで笑顔を見せていた松井珠理奈が、自身のファンが座る“推し席”の前で感極まって号泣し倒れ込む場面も。

なおメンバーリクエスト曲の1位は、同率で「初日」と「47の素敵な街へ」の2曲が選ばれた。

コンサート本編は、松井珠理奈によるリクエストナンバー「記憶のジレンマ」からスタート。松井珠理奈、宮脇咲良(HKT48)、横山由依(AKB48)、白間美瑠(NMB48)が気球に乗り客席に手を振りながらパフォーマンスを行った。AKB48の劇場公演で歌われてきたこの曲について、松井は「憧れの先輩たちが歌っていた曲です」とコメント。

気球に乗ってパフォーマンスする横山由依と松井珠理奈(C)AKS


その他、AKBグループと坂道グループによるユニット「坂道AKB」の楽曲「誰のことを一番愛してる?」や、SKE48の劇場公演曲として人気が高い「兆し」など、普段コンサートではなかなか歌われることのないレアなナンバーがラインナップ。

歌唱中はそれぞれリクエストしたメンバーのコメントがスクリーンに映し出され、観客はメンバーのパーソナルな感情に思いを馳せながら曲に聴き入った。

途中、真っ赤な衣装で登場したSKE48が、7月4日(水)にリリースされる23rdシングル「いきなりパンチライン」を初披露!迫力ある情熱的なダンスパフォーマンスで、ホームのナゴヤドームを大いに沸かせた。

23rdシングル「いきなりパンチライン」を初披露するSKE48(C)AKS


真っ赤な衣装で情熱的にパフォーマンスを行った(C)AKS


リクエストコーナーのラストを飾ったのは、AKBグループのストーリーを歌ったドキュメンタリーソング「出逢いの日、別れの日」。“今しかできないことに全力で取り組む”というメッセージが込められたこの曲に、歌いながら涙ぐむメンバーの姿も見られた。

本編ラストは、AKB48の最新シングル「Teacher Teacher」を披露。選挙に立候補していない同曲の選抜メンバーである柏木由紀(AKB48兼NGT48)、指原莉乃(HKT48)、山本彩(NMB48)、村山彩希(AKB48)も駆けつけた。

最新シングル「Teacher Teacher」には、総選挙不出馬のメンバーも参加(C)AKS


アンコールでは、この日限りの世界選抜「WRD48」(ワールドフォーティーエイト)が発表された。選抜メンバー16人の中からセンターに選ばれたのは、BNK48のキャプテン、チャープラン。Youtubeにアップされた総選挙アピールコメント動画の再生回数が30万回を超える人気メンバーだ。

【写真を見る】世界選抜「WRD48」のセンターに選ばれたタイ・BNK48のチャープラン(写真中央)(C)AKS


WRD48は、タイで社会現象を巻き起こしているという「恋するフォーチュンクッキー」をパフォーマンス。堂々とセンターを務めたチャープランだが、歌唱後は大役を終えた安堵から涙を見せた。

最後はAKB48の大ヒット曲「ヘビーローテーション」を全メンバーで披露!客席はそれぞれお気に入りのメンバー“推しメン”のカラーで光らせた色とりどりのペンライトが輝き、大歓声の中、コンサートは幕を閉じた。

前田智恵美

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