九州のロングセラー商品の秘密にせまる「メインド・イン・九州」。今回は、再春館製薬所の「ドモホルンリンクル」をピックアップ!ドモホルンリンクルの元祖は、コラーゲン配合の保湿クリーム「クリーム20」 (1万4040円) 。漢方の考え方に基づく、“肌本来の力を引き出す”をコンセプトに、最新の研究成果を集約した一本だ。コラーゲン原料濃度は当初の5%から20%にまで進化している。
一人一人に寄り添う漢方発想の化粧品
数ある通販化粧品のなかでも、圧倒的な知名度と高いリピーター率を誇るドモホルンリンクル。その歴史は、1974年発売の1本のクリームに始まる。まだ“アンチエイジング”という言葉すらない時代に、女性のシミやシワといった他人には言えない切実な悩みに応えるべく開発された。火傷の治療薬として医療現場で用いられていたコラーゲンを、基礎化粧品へ配合させたのは日本初だ。
その後、改良に改良を重ね、現在では8点をそろえる1ラインのシリーズへと進化した。発売から40余年、一人一人の悩みにただただ寄り添い、製造・販売・発送までの全工程を熊本にある1つの工場で行うという徹底した品質管理ぶり。その真摯な姿勢が、“素肌が美しい”を実感できる確かな商品力を生み出している。
ヒットの裏側
同社の商品&販売力を支えてきたのがダイレクト・テレマーケティングという独自のシステム。通信販売が浸透していない時代に消費者一人一人と電話で直接対話し、商品の発送までをカバーするという新しいビジネスモデルだった。消費者の声を生かし、顧客満足度の高い商品を世に送り出している。
九州ウォーカー編集部