個性豊かな芸術作品が目白押し「福岡アジア美術館」
アジアの近現代の美術作品を系統的に収集、展示する世界唯一の専門美術館「福岡アジア美術館」。アジアの近現代の作品を中心に、23の国と地域を対象とした約2900点の作品を所蔵する。美術作家や研究者を招き、滞在制作やアジア美術の研究といった交流を通じて、人々がアジアの芸術文化に親しむ場を提供するなど、交流型美術館としての活動も行っている。
2018年3月31日には館内を大幅リニューアルオープン。1階エントランスには今話題の中国人アーティスト、ブー-ホァ(ト樺)による壁画『最良のものはすでにある』が登場し、来館者を出迎えてくれる。壁画の中には、明太子や福岡タワーなど、福岡に縁のある題材が描かれているのでぜひ探してみて!
さらに、7階にはアジアやアートに関する書籍を約1万冊所蔵する「アートカフェ」が誕生。開放的な空間で、自家焙煎カフェ「イエナコーヒー」が手がけるアジアンコーヒーや、九州産の素材を使ったスイーツ、軽食などが味わえる。博多の街並みを望みながら読書するもよし、美術鑑賞の余韻に浸るもよし。ゆっくりとくつろぎのひと時を過ごそう。
[福岡アジア美術館]福岡県福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7F-8F / 092-263-1100 / 10:00~20:00(最終入場は19:30まで) / 水曜(祝日の場合、翌平日)、年末年始休み
緑に囲まれた静かな空間でアートに触れる「福岡県立美術館 」
緑が心地よい「須崎公園」内の一角にたたずむ「福岡県立美術館」(福岡市中央区天神)。1964(昭和39)年にオープンした「福岡県文化会館」を前身とし、1985(昭和60)年の全面改装を経て現在の形となった。
福岡県にゆかりのある作家を中心に収集した作品の展示をはじめ、福岡県展や移動美術館展の開催、ワークショップや広報誌の刊行など、さまざまな活動を通じて美術の普及に努めている。
館内には、約3万冊の美術関係図書-各種美術雑誌を所蔵する図書室やハイビジョンギャラリー、一面ガラス張りの開放的なカフェテラスもあり、美術を楽しみながら、ゆっくりとしたひと時を過ごすことができる。
館内には、福岡市中心街のオアシス・須崎公園を眺めながら食事が楽しめるカフェテラスもある。一面ガラス張りの店内は、明るく開放感にあふれ、窓の外には豊かな緑が広がる。「ブレンドコーヒー」(388円)、「チキンカレー」(864円)などのメニューを用意するので、ちょっとしたひと休みに便利。美術鑑賞の合間や締めくくりに、優雅な空間で友人や家族、恋人とアート談義に花を咲かせよう。
[福岡県立美術館]福岡県福岡市中央区天神5-2-1(須崎公園内) / 092-715-3551 / 展覧会10:00~18:00(最終入場17:30)、美術図書室9:00~17:30、カフェ10:00~17:00(LO16:30) / 月曜(祝日の場合、翌日)休み※臨時休館あり
北九州市漫画ミュージアム
北九州市出身の漫画家-松本零士氏が名誉館長を務める「北九州市漫画ミュージアム」。多彩なジャンルの漫画が読めるゾーンや漫画ができるまでの過程を紹介するコーナーを常設し、企画展やワークショップを開催する。
[北九州市漫画ミュージアム]北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるCity5・6F / 093-512-5077 / 11:00~19:00、8月は~20:00(最終入館は閉館30分前) / 年末年始・館内整理日・火曜休み(祝日の場合翌日休み) ※7/21(土)~8/31(金)は無休
大分県立美術館 OPAM
2015年4月に大分市中心部にオープンした「大分県立美術館 OPAM」。子供から大人まで楽しくアートと過ごせる。館内にはカフェやミュージアムショップも併設。身体と感覚を使うワークショップを多数開催。
[大分県立美術館 OPAM]大分市寿町2-1 / 097-533-4500 / 10:00~19:00(最終入場18:30)※金土は~20:00(最終入場19:30) / 無休
葉祥明阿蘇高原絵本美術館
南阿蘇村の丘にたたずむ。熊本出身の絵本作家・葉祥明の原画や詩を展示する「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」。屋外には絵本の世界を思わせる散策コースがあり、キャラクターの名前がついた庭や丘がある。
[葉祥明阿蘇高原絵本美術館]熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5988-20 / 0967-67-2719 / 10:00~16:00 / 無休(不定休あり)
九州ウォーカー編集部