「西郷どん」ゆかりの品々を展示する特別展を、大阪で開催!

関西ウォーカー

 明治維新より150年を迎える2018年、現在放送中のテレビドラマと連動した『明治維新150年 NHK大河ドラマ特別展「西郷(せご)どん」』を、大阪歴史博物館(大阪市中央区)で、7月28日(土)から9月17日(祝)まで開催する。

同展は、薩摩藩下級武士の家に生まれたものの、藩主・島津斉彬に認められ、やがて明治維新のキーパーソンとなっていく西郷のゆかりの品や、当時の歴史資料などで彼の人間像や生きた時代を紹介する。

石川静正筆 西郷隆盛肖像画 個人蔵 鹿児島県歴史資料センター黎明館保管作品画像の転載・コピーは禁止


明治維新の立役者にもかかわらず、肖像写真が1枚も残っておらず、謎に満ちている西郷に、実際に会ったことのある画家が描いた貴重な肖像画や、直筆の座右の銘の書、岩倉具視・正親町三条実愛から薩摩藩に命じられた討幕密勅の書などが展示される。

西郷隆盛筆「敬天愛人」 鹿児島市立美術館蔵 展示期間:7月28日(土)~8月20日(月)作品画像の転載・コピーは禁止


討幕の密勅 鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵(玉里島津家資料) 展示期間:8月22日(水)~9月17日(祝)作品画像の転載・コピーは禁止


その他西郷の主である、薩摩藩主・島津斉彬所用の大鎧や、島津家から嫁ぎ、将軍・徳川家定の御台所となった天璋院所用の品々など、約200件もの展示品が公開される。※会期中に展示替えあり

島津斉彬所用 大鎧 京都国立博物館蔵作品画像の転載・コピーは禁止


天璋院所用 小袖(萌黄縮緬雪持竹雀文様牡丹紋付) 公益財団法人徳川記念財団蔵 展示期間:8月22日(水)~9月17日(祝)作品画像の転載・コピーは禁止


天璋院所用 竹に雀薪絵(手提箱)御弁当重 公益財団法人徳川記念財団蔵 展示期間:8月22日(水)~9月17日(祝) 作品画像の転載・コピーは禁止


また同展は当日券、前売り券のほかに、常設展も併せて観覧できる、共通券が、大人1,770円、高・大学生1,210円で発売される。

常設展は同施設の10階から7階にかけて、古代、中世・近世、近代・現代のテーマに分けて大阪の歴史が紹介されている。原寸大に復元された奈良時代の難波宮や、近世大阪の町並み、大正末期から昭和初期にかけての心斎橋筋や道頓堀などモダンな大阪の街が再現されている。また発掘現場を原寸大に再現した、考古学体験空間もあり、歴史好きにはたまらない展示となっている。

明治維新150年の今、その時代に触れられる貴重な展示品の数々に思いをはせてみよう。

藤井愛実

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