カクテルの日本代表が伝授! Barを楽しむ“はじめの一歩”

東京ウォーカー(全国版)

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6月21日、世界のベストバーテンダーを決定する「ディアジオ ワールドクラス カクテルコンペティション 2010」の日本大会・最終実技審査が行われ、「ザ セイリングバー」(奈良県)のバーテンダー・渡辺匠(たくみ)さんが、多数の応募者をおさえて見事優勝! そこで、名実ともに“日本一のバーテンダー”となった渡辺さんを直撃! 「Barって敷居が高い気がして最初の一歩が踏み出せないんですが、どうすれば楽しめますか…?」

記者のように、「なんだか高そう、難しそう…」と気後れしてなかなか“はじめの一歩”を踏み出せないBar初心者も多いはず。渡辺さんいわく、そんな私たちが楽しめるコツは、バーテンダーに注文する際の「オーダートーク」なのだとか。

「『こんなのが欲しい』や、例えば『梅雨』といったイメージワードなど、抽象的な言葉でいいのでバーテンダーとのオーダートークを楽しんでください。そこから、会話を広げ、お客様が望んでいるカクテルに仕上げていくんですよ」と、渡辺さん。難しい用語は使わずに自分の言葉で伝えれば、バーテンダーさんはしっかり意図を汲み取ってくれるのだ。

日々の仕事の中でもお客さんとの会話の中で、相手がどんなカクテルを求めているかをイメージし、誤差をなくしていく作業を楽しんでいるという渡辺さん。そんな言葉通り、この日の実技審査でもその本領を発揮。

様々なテーマが書いてあるカードを引き、そのテーマに沿ったカクテルを即興で作る「Card Draw Challenge」という実技では、「30代女性が結婚間近に彼氏にフラれた時のカクテル」など、なんとも個性的なテーマが続出。最終選考に残った名バーテンダーたちでさえ、「えーっと…(苦笑)」と、思わず言葉につまる中、渡辺さんには「初めてのデート。会話が弾まずぎこちない様子の20代カップル」というお題が。「一体どうするの…?」と会場もざわめく中、渡辺さんは、ジンの人気ブランド「タンカレー ナンバーテン」とフレッシュな桃果汁、紅茶、そして会話のきっかけになるような“刺激”としてミントを少し加えたショートカクテルを製作。落ち着いて安心感のある所作や見事な色使いに会場も盛り上がった。

この日、優勝した喜びを「今回は、約6年ぶりという久しぶりのコンペティションでした。バーテンダーを続けていてよかったです。本当にありがとうございました! カクテル、サイコー!」と会場全体に響く声で喜びを語った渡辺さん。次の大舞台は、7月にギリシャのアテネで行われる「ディアジオ ワールドクラス カクテルコンペティション 2010」の世界大会。2009年には、24か国、6000人を超える応募者数があったというビッグイベントに、日本代表として出場するのだ。

サッカーW杯での日本代表の活躍が連日話題になっている今、カクテル界でも、日本代表・渡辺さんの“優勝”に期待したい。 【東京ウォーカー】

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