奈良健康ランド(奈良県天理市)では、夏休み期間限定イベントとして毎年大人気のお化け屋敷を7月14日(土)よりオープン。2018年は「鬼ごっこ」をテーマに、何かが追いかけてくる!?
白いワンピースの女の子…、振り向くとそこには…
仲良し幼馴染の子供たちがいつものように楽しく遊んでいると、1人の男の子の提案で公園でゾンビ鬼ごっこをすることに。公園の周りにある藪の中に隠れて、突然現れる鬼に驚き子供たちは大はしゃぎ。“ゾンビ鬼ごっこ”は、タッチされるとされたほうも鬼になり、どんどん鬼が増殖していく。
時刻は夕方と夜の間、逢魔時。今度は白いワンピースの女の子が鬼に。それぞれの場所に隠れ、鬼の出方を待つ子供たち。しかし、いくら待っても鬼役の白いワンピースの女の子は追いかけてこない。男の子が「もう、帰らなきゃ。ゾンビ鬼おしまいー」と声をかけ、ほかの子供たちも隠れるのやめて出てきたが、あの白いワンピースの女の子が姿がどこにもない。その日の夜も次の日も、白いワンピースの女の子を探したけれども見つけることはできなかった。
それから10年後、こんなうわさが広がった。深夜、街を歩いていると背後から白いワンピースを着た女の子が追いかけてくる。それは消えた女の子で、あの日以来、彼女はずっとゾンビ鬼ごっこを続けている。そして、その白い女の子にタッチされると鬼になり、街を徘徊するようになるんだとか。
真っ黒な通路を抜け、竹やぶに差しかかると不気味な声が響き、笑い声と共に感染鬼が現れる。タッチされないように気をつけて。ほら! あなたのすぐ後ろ! 白いワンピースを着た女の子が…。
惣元美由紀