7月6日、今月13日からスタートする連続ドラマ「チア☆ダン」(TBS系)の特別試写会が行われ、主演の土屋太鳳さんをはじめ、石井杏奈さん、佐久間由衣さん、新木優子さん、山本舞香さん、朝比奈彩さん、志田彩良さん、足立佳奈さん、大友花恋さん、箭内夢菜さん、伊原六花さん、木下ほうかさん、阿川佐和子さん、オダギリジョーさんが舞台挨拶に出席した。この物語は、17年に広瀬すずさん主役で映画化された「チア☆ダン 〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」の9年後が描かれているオリジナル作品。
主人公・藤谷わかば役の土屋太鳳さんは「みんなそれぞれ違うペースで仕事をしているなか、協力し合って全力で練習をしております。(ドラマが放送される)金曜夜10時って、わかばのような学生の人たちにとっては、部活や模試など、大事な準備をする時間帯だと思います。そういう人たちに少しでも勇気や元気を届けられたらいいなと思っています」と、わかばと同世代の学生に見てほしいと語った。
昨年11月から半年以上かけて練習してきたと話し、「チームワーク、最高です！ 部活のルールや個性について話し合うなど、ただ仲良くするだけじゃなくて、まっすぐな気持ちで向き合って、限られた時間ですけど、自分たちらしくRockets(チーム名)を作っていけたらいいなと思っています」と力強く答えた。
栗原渚役の朝比奈彩さんが「ダンスの練習を半年くらい前から始めて、5月の頭から撮影が始まりましたが、仲のよさがスクリーンを通して伝わるようにみんな頑張っているので、そこにも注目してください」と話すと、柴田茉希役の山本舞香さんも「キャストもスタッフも半年以上頑張って出来ている作品になっています」と続き、蓮実琴役の志田彩良さんも「本当にチームワークが良くて、チームワークを生かして、みなさんに笑顔を届けられるように、そして『チア☆ダン』の魅力が伝わるように頑張ります」と、劇中のRocketsに負けないくらい出演者たちの絆の強さを主張。
「すごく賑やかです(笑)。撮影中はみんなで踊って汗もいっぱい書いたりしますけど、カットがかかったら、手遊びをしたり、結構和気あいあいとしています」という桐生汐里役の石井杏奈さん(E-girls)のコメントと、梶山カンナ役の足立佳奈さんの「この会場にきてくださった皆さんは、もうおわかりだと思いますが、本当にここのメンバー、そして先生方、すごく優しくて温かいので、映像以外の温かさや優しさをみなさんにお届けできたらなと思います！」という言葉からも現場の雰囲気の良さが伝わってくる。
司会者から「最年長の朝比奈彩さんも現場でムードメーカーになっているそうですね」と聞かれ、「それ(最年長)、言いますか(笑)。そうなんですよ。この中で最年長で24歳なんですけど、今年25になるので『四捨五入したら30だね』って言われたりしています(笑)。でも、役では17歳でやらせていただいてます!」と答え、場を和ませていた。
「(朝比奈)彩ちゃんとは同い年です」と話し始めたのは、わかばの姉・あおい役の新木優子さん。「撮影現場でみんなに会うと挨拶をしてくれるので、先生になった気分です(笑)。みんなのお姉ちゃんみたいな気持ちでやらせていただいてます」とコメント。
学級委員長の桜沢麻子を演じる佐久間由衣さんは「役柄的にそんなにテンションが高くないので、最初はちょっと(役の性格を)意識して自分のペースを保っていたんですが、みんなに巻き込まれて崩壊してしまいました(笑)」と、現場では優等生キャラが崩れてしまっているようだ。
橘穂香役・箭内夢菜さんは「ドラマの撮影が初めてで、何にもわからない状態だったんですけど、スタッフの方々も共演者の方々も本当に優しくて、面白くて、本当に現場がすごく楽しいです」と、伊原六花さんも「私もドラマに出演させていただくのが初めてだったのですごく緊張してたんですけど、ダンス練習を長くやってきたということもあって、すごく雰囲気のいい中で撮影させていただいて、撮影も楽しいです」と、初ドラマへ初々しさを感じさせるコメントを届けてくれた。
Rocketsの魅力について聞かれ、榎木妙子役の大友花恋さんは「仲がいいのはもちろんですけど、六花ちゃんだったらバブリーダンス、太凰ちゃんもずっとダンスをやってきていて、杏奈ちゃんはE-girlsで活躍していますし、それぞれのいいところを持ち寄って一つのチームを作っている感覚です。そこが魅力かなって思います」とみんなを代表して答えた。
第1話の見どころについては、土屋太鳳さんが「誰でもコンプレックスを抱えていたり、我慢したり、諦めたりすることがあると思うのですが、それが動く瞬間と言いますか、何かが始まるエネルギーみたいなものを感じてもらえればいいなと思います。みんな全力でダンスをやっていて、取り組んでいる最中です。最高なチームなので、最高の思い出をみんなで勝ち取りたいなと思います」と答えて締めくくった。
文＝田中隆信
週刊東京ウォーカー＋編集長 野木原晃一