奈良県奈良市の依水園では一般公開開始60年を記念し、明治時代に現在の依水園を作り上げた關藤次郎の功績を紹介する企画展を園内にある寧楽美術館で9月9日(日)まで開催している。
關藤次郎(1864-1931)は実業家として活躍する一方、和歌や漢詩・茶道・絵画など風雅を極め、明治30年代には依水園を造成し、多くの文化人との交流の場とした。
展示は、翁の高い見識と奈良古物への思慕から生み出された好み道具の数々、そして近代奈良の文化が凝縮された当時の依水園の様相を振り返る内容となっている。国の名勝に指定されている依水園の美しい日本庭園を楽しみながら、寧楽美術で歴史文化に触れてみよう!
ウォーカープラス編集部