2次会のカラオケも怖くない! ボーカルスクールで音痴を克服(動画付き記事)

東京ウォーカー

「パワフルヴォイスヴォーカルスクール 東京・渋谷校」でカラオケレッスンを受講するモデルのニーナさん


プロも通う本格的なトレーニングで幅広い世代に支持されているボイストレーニング&ボーカルスクール「パワフルヴォイスヴォーカルスクール 東京・渋谷校」。個人の悩みに合わせて講師がマンツーマンで指導してくれるのがウリで、レッスンを1回受講するだけでも確実に歌がうまくなると話題だ。

【写真を見る】カラオケが苦手な人もボイストレーニングとマイクテクで劇的に歌がうまくなる!


今回、その気になるレッスンを体験したのは、自分の歌声にいま一つ自信がないというモデルの森ニーナさん。「声が小さいのが悩み。カラオケで歌っても消費カロリーが少ないんです。それと、高音が出ないので流行りの歌も積極的に歌えません」(ニーナさん)

「歌がへたなので2次会でカラオケに行くのが憂鬱…」というモデルのニーナさん


森ニーナさん/モデル                          1989年6月9日、東京都出身。日本とフィリピンとのハーフモデル。趣味はアニメ鑑賞。フィリピンでタレントとして活動後、来日しイベントや広告などを中心に活躍中。英語・フィリピン語・日本語が話せるトリリンガル。

歌声が根本から変わる!? たった60分でレベルアップ!


レッスンは、大きな声を出せるようになりたい、高音が出したい、というニーナさんのお悩みに合わせて内容を組み立ててくれる。

まずは、好きな曲をセレクトして実際に歌い、実力をチェック。大のアニメ好きのニーナさんは人気アニメ主題歌の「タッチ」を選曲した。

熱血指導で生徒から厚い支持を得るパワフルヴォイス代表の白石謙二さん。幅広い業界に向けて発声や歌、話し方を指導。著書多数


白石先生いわく、ニーナさんが大きな声で歌えないのは、おなかから声が出ておらず、喉声になってしまっているからだという。改善するには、腹式発声に変えることが大事、ということで、まずは発声に必要な基本の腹式呼吸の練習を行う。

腹式呼吸はおなかに手を当てて、息を吸う時に膨らませ、吐く時にへこませる呼吸方法だ。一見地味だが、実はおなかから声を出すにはこれが一番重要。腹式呼吸に慣れてきたら、リップロールと呼ばれる「ブルブル…」と発音しながら唇を震わせる体操を加えて繰り返す。ウォーミングアップを十分に行い、発声する準備が整ったら、いよいよボイストレーニングだ。

おなかに手を当てて腹式呼吸をしながら、唇をブルブルと振るわせて息が続くところまで20~30秒かけて声を出す(リップロール)。発声する前に行うといい声が出るようになるそう!


大きな声を出すためには、腹式呼吸を使って声を前方遠くまで響かせるようなイメージで発声するのがポイント。「どんどん音量を上げていけるとこまでいこう!」という先生の熱血指導に、「アーーー」とおなかから力いっぱい声を出して応えるニーナさん。

先生の弾くピアノの音程に合わせて「アーーー」と声を遠くに響かせる。ウォーミングアップで行ったリップロールを徐々に声に変化させるように発声すると大きな声が出るように


ボイストレーニングで大きな声が出るようになったニーナさん。続いて高音ボイスを出すために、口角を上げて発声の練習。これを何度も繰り返しているうちに、徐々にニーナさんの声が高音で大きく響くように…!

口を大きく横に開いて口角を上げながら声を出す練習。高音を出したい時は自分の頭頂部に声を届けるイメージで発声するのがポイント


カラオケはマイクの持ち方次第で、上手に聞こえる!


続いてカラオケで上手に歌うためのテクニックの指導。先生によれば、マイクの持ち方を変えるだけでも、声が響いて上手に聞こえるようになるという!

先生のようにマイクの音を拾う部分(グリルボール)を口の前に持ってくるのがポイント。マイクを垂直に構えると歌声を拾いきれない。顔を動かす時はマイクも一緒に移動させるのを忘れず


こちらが正しいマイクの持ち方。マイクが声をしっかり拾ってくれるので声が大きく響くように!


発声のコツとテクニックを学び、最初よりも大きな声が出るようになったニーナさん。レッスンの最後に再び「タッチ」を披露すると、声量も声の質も格段にアップ。声が伸びやかになったと先生も絶賛の拍手を贈った!

「こんなに大きな声が出せる自分にビックリ! 短時間でここまで変わるんですね。まだ声の音量をコントロールすることができないのでこれからも定期的に通いたいです」(ニーナさん)

この後、学んだばかりの発声方法を実践するべくカラオケボックスで熱唱! 正しい発声方法が学べるボーカルスクールに通えば、苦手なカラオケが至福の趣味に変わるかも!?

熱血指導の白石先生が語る、ボーカルレッスンの魅力


たった60分で声の出し方が明らかに変化したのは、マンツーマンでわかりやすく教えてくれた白石謙二先生のおかげ!


ボイストレーニングに関する数々の著書も出版している白石謙二先生に音痴克服のコツを聞いた。

・音痴を直したいなら、発声を徹底的に鍛えること!

「歌の上達には、テクニックよりも声そのものを鍛えることが大切。おなかからきちんと声を響かせることができるようになると、発声の音域が広がって今まで出せなかった音が出るようになります。これだけで音痴を克服できる人がたくさん。さらに歌を正確に把握するようにすると音程が取りやすくなりますので、自分がよく歌う『持ち歌』を作って繰り返し練習しましょう」

さらに先生によれば、普段から声のウォーミングアップをすることで話し方まで変わるという。

・ウォーミングアップを日常的に行うと、話し方も変わる

「腹式呼吸とリップロールを組み合わせたウォーミングアップは、ぜひ日常的に実践してみてください。吐く息は“声の原材料”なので、呼吸のトレーニングをすることで声量アップにつながり、歌いこなせる曲の幅も広がります。会社の経営者や営業マンなどハキハキとした話し方に変えたい人にもおすすめですよ」

カラオケボックスで「タッチ」を気持ちよく歌うニーナさん。苦手だった歌が自信を持って歌えるように!


構成=秋山ももこ(mogShore)/取材・文=齋藤久美子/撮影=齋藤ジン

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