「名古屋市美術館」(名古屋市中区)では、開館30周年を記念して、2018年7月28日(土)から9月24日(祝)まで「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」が開催される。「ビュールレ・コレクション」とは、ドイツ生まれの実業家、エミール・ゲオルグ・ビュールレが集めた美術品のことだ。ルノワールやゴッホ、モネ、ゴーギャン、ピカソなどフランス印象派絵画の作品を保有する、“世界有数のプライベート・コレクター”として知られている。本展では、近代美術の傑作64点を展示。さらに、そのうち28点は日本初公開作品だ!
ルノワールによる子供の肖像画の代表作「可愛いイレーヌ」は、絵画史上最も有名な少女像。背景の緑が、少女の栗色の髪とあどけない表情を引き立てる。モネ晩年の大作「睡蓮の池、緑の反映」は、なんとスイス以外では初の展示だ!全コレクションがチューリヒ美術館に移管される前の、貴重な展覧会。今年の夏休みは、芸術作品が織りなす美しい世界に浸ってみては?
植木麻友