1909(明治42)年創業の元祖たい焼き「麻布十番浪花家総本店」の暖簾分けとして10年に浅草にオープンした「浅草浪花家(なにわや)」。名物のたい焼きをしのぐ勢いで人気を集めるのが、上品な味わいのかき氷だ。
「使用している氷は麻布十番の総本店と同じ純氷ですが、ソースは試行錯誤を重ねてできた浅草店のオリジナル。氷は削る面で刃の角度を変えて、天候、気温に合わせて削る厚さも変えています」と、こだわりについて話す店主の安田亮介さん。
多数あるかき氷の中で一番人気の「あさやけ」(850円)は、以前店内で行った写真展の作品「富士山の朝焼け」からインスピレーションを受けて誕生。写真映えも抜群の一品だ。
同商品は、浅草の土地に合ったかき氷として、今では店のイチオシに。じっくり煮込んだイチゴソースと自家製の練乳、さらに1日1釜8時間かけて炊き上げた北海道産小豆の粒あんをトッピングしている。たい焼きで使用する粒あんよりもやや硬めに炊いているので、粒の食感が楽しめるのも特徴だ。
焼きたてのたい焼きを食べてからふわふわのかき氷を頬張る。下町のおやつタイムはこれが鉄板!
Raira