7月22日、東京・新宿の書店にて、吉岡里帆さんの写真集「so long」(集英社)の発売を記念した写真集イベントが開催された。
初めての写真集になりますが、どなたに見せたいかと聞かれると、
「いままで、私がデビューしてから応援して下さったファンの皆さまにぜひ見て欲しいです」と感謝の気持ちを表現しながら挨拶した。
ロケ地であるオーストラリアについては、
「内陸部を縦断するようなかたちで、2600kmというとても長い距離をバスで移動しながら撮影しました。写真集の内容を決めて撮影するというよりは、本当に信頼のおける人たちと一緒にオーストラリアの旅を楽しみながら、その様子を記録していったというかたちの写真集です」と答えた。
撮影のためのバスの移動に関して聞かれると、
「行く前は、とても過酷な旅になるんじゃないかという話だったんですけど、実際に旅してみると、とても面白い瞬間ばかりで、オーストラリアでしか味わえない景色をたくさん見ることができてとても楽しかったです」
「ユーカリの葉のエキスが溶け出して金色になった海での撮影などもあり印象的でした」とコメントした。
今回の写真集、161点の撮り下ろし写真が掲載されていますが、お気に入りの写真を教えていただけますかという質問には、
「サンセットを撮りたくて、みんなで丘を登って撮影した夕陽の写真は、オーストラリアだからこそ撮れたお気に入りの写真です」
「他にも、自分自身が素で撮れた写真がたくさんあって、お酒を飲んだりしながらゆっくりしているような、なんか本当にプライベート感ある写真集になっていると思います」と笑顔で話した。
タイトルである「so long」に込められた意味に付いては、
「たくさんの意味が込められています。『so long』には、さよならという意味があるんですけど、その中に、また会えたらいいね、またね! という意味合いも含まれていて、グッバイとはまた違うさよならがあります」
「出発していろんな人たちと出会ったり、自分がデビューして仕事の上でも出会った人たちと、またいつか再会できますように、ファンの方ともまたいつかどこかで会えますように、そう意味が込められています」
「オーストラリアでは、実際長い距離を旅をしていたので、そう意味でも「long(ロング)」です。いろいろな意味合いが重なっていて、一緒に過ごしてきた仲間たちとの時間であったり、これまでの長さであったり、『ロング』は、そんなたくさんの長い道のりも意味しています」と語った。
週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一