約1000ha(東京ドーム213個分!)という広大な敷地の中に、スキー場や温水プール、牧場まであり、さまざまなアクティビティが楽しめる北海道最大級の滞在型リゾート「星野リゾート トマム」。そして今やトマムと言えば雲海、雲海と言えばトマムというほど、北海道の人気観光スポットとして確立されたのが、敷地内にある「雲海テラス」。今回は、そんな雲海にちなんで誕生した「雲スイートルーム」に宿泊できる2泊3日の「雲ガールステイプラン」を体験してきました。
まずは〝雲のふわふわと白さ〟をテーマに、「リゾナーレトマム」の27階に1室だけ作られた「雲スイートルーム」へ。
ドアを開けるとそこには、白と青のふんわりとした癒しの空間が広がります。雲の形をしたふかふかなベッドやクッション、真っ白なソファや遊び心満載のハンギングチェアなど、至るところに雲が取り入れられていて、まるで雲の上にいるかのような不思議な感覚を覚えます♡
かわいらしいお部屋でくつろいだ後は、おまちかねの「雲ディナー」! 雲ディナーとは、夜明けから雲海が発生し、消えてゆくまでの様子を料理で表現したコース料理のことで、「雲ガールステイプラン」を予約した人だけが味わえる特別なディナーなのです。
彩り豊かな野菜や茶色のオリーブパウダーを使った前菜は、トマムの大自然に見立てたひと皿に。ドライアイスを使用することで、豊かな自然の中に雲海が広がる様子を表現しているのだそう。
そしてメインのお皿にも仕掛けが!
燻製器に牛肉と桜チップのスモークを入れ、蓋で閉じ込めたものが、テーブルに運ばれてきます。
蓋を開けた瞬間、直前に満たされたスモークがモックモク! まさに小さな雲海! 臨場感あふれる演出に思わず歓声があがります。煙が晴れてくると、お肉が登場。スモークの香りとソースの甘さの相乗効果でお肉の旨味倍増です!
お腹も満たされお部屋へ戻ると…。あれ?? なんかさっきとは雰囲気が違う??
なんと! ベッドルームがパーティー仕様に早変わり! この雲スイートルーム、滞在2日目の夜は「雲パーティー」が楽しめちゃうのです! 私たちがディナーを堪能している間に、ベッドルームに青と白のバルーンが浮かび、雲海が発生したかのような仕掛けを施してくれるんです。魔法がかかったかのような演出にキュンキュンが止まりません♡ また、パーティーを楽しむアイテムとしてふわふわ素材のルームウェアや雲の形をしたクッキーなども用意されていて、テンションはMAXに!
ひとしきり雲パーティーを楽しんだ後は、バスタイム! お部屋には展望ジェットバスが備えてあり、お風呂でも雲海を楽しめちゃうんです。雲型のバスボムをジェットバスに投入すると、ビックリするほどモッコモコに泡立ち、まるで雲海に包まれているようなラグジュアリーなバスタイムが味わえますよ。
キュートなお部屋で一晩過ごした朝。まだまだ〝雲祭り〟は続きます!
そうなんです! 朝食も雲づくしなんです! 雲海をイメージし、泡で仕上げた「雲海おかゆ」をメインに、米卵を使用した「白いだし巻き卵」、アスパラとゴボウをトマムのシンボルでもある「ザ・タワー」に見立てた小鉢などが付いた、トマムらしさ全開の朝食セットに身も心もホッコリ♡
さまざまな雲の演出に心躍った3日間。これ程までに雲を身近に感じたことはありません。素敵なお部屋に豪華な食事と、究極の癒しを体験することができました。
そして、星野リゾート トマムは、まだまだ見どころ満載です!
特におすすめなのは、今年7月に誕生した、牧場をテーマにした屋外ラウンジ「牧場ラウンジ」。なんと、大自然の中で馬や羊などの動物を眺めながら牧草を敷き詰めたベッドの上でお昼寝できちゃうんです。
この日はあいにくのお天気で、残念ながら牧場ラウンジの近くにある「牧草ベッド」でゴロゴロすることはできませんでしたが、お天気の良い日はぐっすりと眠り込んでしまう人もいるのだとか。
次回に期待しながら、トマムを後にしたのでした。
高橋まりか