札幌に次ぐ人口の北海道第2の都市、旭川。全国的に有名な旭山動物園のイメージが強いですが、北海道の中央にあることから、道内各地の美味しいものが集まって来る「食の交差点」という顔もあります。
2018年4月に誕生したばかりの「星野リゾート OMO7(おもせぶん) 旭川」では、そんな旭川の「食」を地元民目線でとことん楽しむ仕掛けがあると聞き、さっそく体験してきました。
「ご近所専隊OMOレンジャー」によるガイドサービス
それは、「ご近所専隊OMOレンジャー」という同ホテル宿泊者限定のサービス。地元率9割というスタッフが厳選した地元で本当に愛されているお店へ、少人数のツアー形式でガイドしてくれます。さあ、どんなお店に出会えるでしょうか。
焼き鳥の名店「よしや」でソウルフードを堪能
まずは一軒目。創業90年を越える焼鳥の名店「よしや」です。必ず食べておきたいのが、旭川名物の「新子焼き」。手羽を含む生の若鶏の半身を焼いたもので、お店によって味付けや焼き方が違うんですよ。「よしや」は、甘辛のタレに強火で焼き上げたサクサクの皮としっとりふわふわの身がたまりません。
このお店では若鶏はもちろん、自家製の漬物のキャベツにいたるまで、旭川の地のものを使っています。「よしや」の味を出すには、旭川産の食材は欠かせない相棒なのかもしれません。
「LaVigne」でOMOレンジャー限定メニューを味わう
お次は、フランス産の自然派ワインのお店「LaVigne(ラ・ヴィンニュ)」。種類豊富なワインをグラス1杯400円〜とお手頃に楽しめます。フードも美味しいと評判で、訪れた時期には旬の富良野産アスパラを使ったパスタやキッシュがありましたよ。
こちらは、その日のオススメワイン4種と前菜3種のセット (2100円)で、ツアー参加者限定で味わえます。すべてではありませんが、このお店のようにOMOレンジャー限定のメニューがあるところも。
1人1000円、約2時間のコースで、旭川の夜を満喫できる「OMOレンジャー」。飲食代などは参加者自身で支払います。昼間にも、雑貨やカフェを中心に街中を巡ったり、夜の食事処の下調べができる約1時間の無料コースがあるんですよ。
実は、旭川中心部の飲食店の数は1km圏内で約3000軒とかなり密集しているうえ、小路に名店がたくさんあるので、地元民でも見つけるのに苦労するとか。旅行者ならなおさらです。そんな時の心強い味方、OMOレンジャーと旭川の穴場グルメを楽しんでみませんか?【北海道ウォーカー編集部】
浅野陽子