四季折々で楽しめる曽爾高原が、子ども&ハイキング初心者にオススメ

関西ウォーカー

奈良県の東側に位置し、日本で最も美しい村に加盟する曽爾村には鎧岳、兜岳、屏風岩などの多くの天然記念物がある。それらに囲まれる曽爾高原では深緑が広がる絶景ハイキングが楽しめる。一帯も国定公園に指定される曽爾高原は、入口の細道を抜けた瞬間に広がる大自然が衝撃的で見応え歩き応えは抜群!高原にあるお亀池では池のほとんどが湿地化し、ヨシやマアザミをはじめとする湿原植物も多く見られるので、草木や花々を観察しながらの散策もおすすめ。ハイキングコースの途中には休憩できるテーブルやベンチがいくつか設置されている芝生のスペースがあり、そこで休憩をとったり、お弁当を広げたり、大自然の中だからこそできる親子で過ごす自由な時間をたっぷり満喫しよう!<※情報は関西ファミリーウォーカー2018夏号(2018年7月9日発売号)より>

年間で約50万人が訪れる奈良の東北端に位置する高原


日本300名山の一つ倶留尊山と亀山を結ぶ曽爾高原は国定公園にも指定される自然豊かな絶景スポット。四季によってさまざまな表情を見せる高原だが、夏になるとあたり一面が深緑に囲まれ見応え抜群。ベンチや木陰で小休憩をとりつつ、絶景ハイキングを楽しもう!

曽爾高原の歩き方/曽爾高原


駐車場から2分ほど歩くと曽爾高原の入口に。そのまま高原の中を歩いて行くとお亀池が現れ、草木や湿原植物が景観できる。一本道が整備されているので澄んだ空気と広大な大地を感じながら進もう。しばらくするとテーブルやベンチが設置された芝生の広場があるので、日光浴や木陰でゆったりとした時間を過ごすのもいい。ここからは緩やかな階段が続くので頂上を目指して上って!

【写真をみる】半分ほど登った所でふと見下ろすと高原全体を眺めることができる/曽爾高原


また違った光景を満喫できる。

テーブルやベンチがいくつか設置/曽爾高原


レジャーシートなども敷ける芝生が広がる。

9月中旬から10月中旬に行われる山灯り/曽爾高原


ハイキングコースに灯籠をともし、夜ならではの光景に。

秋の高原/曽爾高原


夕方ごろに訪れると西日を浴びたススキがオレンジ色に輝き幻想的な空間に。

冬になると真っ白なじゅうたんに大変身/曽爾高原


かなり冷え込むので防寒具を忘れずに。

毎年3月中旬に行われるススキの山焼き/曽爾高原


ここから徐々に緑のじゅうたんが現れ始める。

曽爾高原の感想は?


初めての大自然に興奮/曽爾高原


高原を目のあたりにすると、「すごーい!こんな所、来たことない」と走り回って息子も楽しそうでした。普段の生活ではなかなか自然と触れ合う機会がなく、私自身もこんなに壮大な高原は初めてだったのでとても気持ちよかったです。

生き物や植物に興味津々/曽爾高原


大自然だからこそ、見たことのない虫や植物がちらほら。くねくね動く小さな虫を見て「見て!虫さんおるで」と、またまた大興奮(笑)。新しい体験や発見がたくさんあって、子どもは冒険気分でハイキングを満喫している様子でした。

■曽爾高原<住所:奈良県宇陀郡曽爾村太良路 電話:0745-94-2106 時間:自由 休み:なし 料金:無料 アクセス:名阪国道針ICより車で60分>

併せて行きたい!ファームガーデン(すすきの館)


曽爾高原からすぐの施設では特産品の販売やレストランが併設/ファームガーデン(すすきの館)


朝採れ野菜や曽爾オリジナルのアイス、日本の名水百選に選定された曽爾高原の水で仕込んだ曽爾高原ビールなど、大人も子どももうれしい商品が並ぶ。

■ファームガーデン(すすきの館)<住所:奈良県宇陀郡曽爾村大字太良路839 電話:0745-96-2888 時間:10:00~18:00(冬期は異なる) 休み:水曜(祝日の場合翌日) 駐車場:150台(無料) アクセス:名阪国道針ICより車で50分>

関西ウォーカー編集部

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