東京を代表する人気観光スポット、浅草。日本人はもちろん、外国人観光客を意識したみやげものも充実している。
また、東京スカイツリー内の「東京ソラマチ」も手みやげパラダイスと化しており、種類が豊富なあまり何を買えばいいか迷ってしまう人も多いはず。
そこで今回は、都内某百貨店バイヤー、都内某商業施設ショップ担当、スイーツジャーナリスト・平岩理緒さん、東京ウォーカー編集部・坂本俊博の4名が、浅草・押上エリアの手みやげを実食してレビュー!
確かな目と舌で採点された全16品を、ランキング形式で紹介しよう。第二弾ではベスト5をお届け!
第5位:欧風洋菓子店 Shimizu 松屋浅草店「浅草ブランデーケーキ」
熟成年数の長いフランス産のナポレオン ブランデーの芳醇な香りをストレートに感じられる。
アーモンドの粉末とバター、ハチミツを加えた生地にブランデーを染み込ませたあと、1週間熟成させて完成。購入してから、1か月、2か月と寝かせると、コクが深まり味わいも変化する。
「浅草みやげとわかりやすい。ふんわりカステラのような生地と、品よく香るブランデーのバランスが秀逸。生地の優しい甘さにナポレオンブランデーがキレを添える、辛党の人にもおすすめしたいお菓子です。子供のいない家庭向けにぴったりな手みやげです」(スイーツジャーナリスト・平岩理緒さん)
住所:東京都台東区花川戸1-4-1 松屋浅草1F 時間:10:00~20:00 休み:施設に準ずる
第3位:磯村政次郎商店「まさじろうさんのまごのごま 黒ごま・白ごま」
1935年創業のゴマ油問屋が2年の歳月を費やして作り上げた、パンに塗って食べるゴマのペースト。
食べた瞬間にゴマの風味を感じられるよう、良質のゴマを丁寧に搾ったオリジナルの「まさじろうさんのマルオウ純正胡麻油」を配合し、ハチミツやオリゴ糖で食べやすい甘さにまとめている。
「ゴマペーストの濃度が高いうえに自家製ゴマ油を加えていることもあり、食べた瞬間、ゴマの風味がダイレクトに伝わってきます。甘すぎないのでいろいろな用途に利用できそう。黒ゴマ、白ゴマで使い分け、パンはもちろん、さまざまな料理にもって試したいですね」(都内某百貨店バイヤー)
住所:東京都台東区寿4-7-2 マルオウビル1F 時間:9:00~18:30、土曜10:00~17:00 休み:日曜・祝日
第3位:浅草かりんころん「浅草詰め合わせギフト」
約30種ある商品の中から、浅草店で人気の高い「黒蜜」「白蜜」「彩り野菜ミックス」のかりんとうと、「旨味カレー」「黒ごま豆腐」の豆菓子の詰め合わせ。
厳選した沖縄産の黒糖を使った「黒蜜」など、どの商品も食材選びにはこだわっているため、食材本来の風味を生かす味付けになっている。
「かりんとう、豆、どれも控えめな甘さで食べやすい。なかでも、豆の『旨味カレー』が個人的に大ヒット。いつまでも食べ続けてしまいそうなほど、好みの味。小分け包装の口が閉じられるのもポイントが高い大きな理由で、いっきに食べきれない人にはうれしいですね」(東京ウォーカー編集部・坂本俊博)
住所:東京都台東区浅草2-2-4 時間:9:30~18:30 休み:なし
第1位:THE SKYTREE SHOP「東京スカイツリー なだ万もなか」
東京スカイツリーでしか購入できない、日本料理の老舗「なだ万」が手がけるもなか。
あんともなかの皮が別々に包装されていて、食べる時にあんを皮ではさんで完成させるタイプのため、香ばしいサクサクとした皮を味わうことができる。下町らしいイモあんとつぶあんの2種入り。
「美しく高級感あふれる重箱風のパッケージが、老舗らしい特別感を演出していて高ポイント。ビジネスシーンでも使えるワンランク上の手みやげ。サクサクと軽いもなかの皮と、甘すぎないしっとりとしたあんの相性も抜群で、甘いものが苦手な人でも食べられそう」(都内某商業施設ショップ担当)
住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリー 1・5F 時間:8:30~21:45 休み:なし
第1位:杵屋 仲見世通り本店「揚げおかき詰め合わせ」
フワッとした食感にできるうえ、米の旨味もしっかりと残すことができる宮城県産米「こがねもち」を使用し、職人が丁寧に作る揚げおかき。
最高級の紅花油をブレンドした高温の植物油でいっきに餅を揚げるため、口当たりの軽い仕上がりになる。「塩味」「醤油味」「堅揚げ」の3種入り。
「高級な油を使い高温で揚げられているため、サクサクとした軽い食感。塩加減もちょうどよくて、手が止まらなくなってついつい食べすぎてしまいます。じっくりと餅を天日干しすることで米本来の旨味が引き出されており、職人の味に対するこだわりを感じられます」(都内某百貨店バイヤー)
住所:東京都台東区浅草1-30-1 時間:9:00~18:30 休み:なし
水梨かおる