近鉄電車では、美人の湯として知られる湯の山温泉を楽しむキャンペーン「開湯1300年 ゆこうよ 湯の山」を2019年2月28日(木)まで実施中。
湯の山温泉があるのは、三重県三重郡菰野町。関西を出発したら、近鉄四日市駅でリニューアルした観光列車「つどい」に乗り換えよう。土日祝を中心に運行しており、車内では9月2日(日)までは、リアル謎解きゲーム「湯の山秘密鉄道と伝説の折鶴」、10月6日(土)からは、温泉のお湯を楽しめる足湯列車のイベントを開催する。この車内イベントを満喫するには、近鉄名古屋駅からの乗車がおすすめだ。
終点の湯の山温泉駅から、湯の山温泉街のある三交湯の山温泉駅バス停までは、三重交通バスで7分ほどのアクセス。2018年で開湯1,300年を迎えたこの温泉で、現在最も古い旅館は「旅館寿亭」。かつて文豪・志賀直哉も宿泊した由緒ある別館「水雲閣」が、文化庁登録有形文化財に指定されており見学できる。
そのほか、バス停からほど近い「鹿の湯ホテル」はおいしい料理がうれしい、落ち着いた宿。館内にはいろいろタイプの客室があり、何度も訪れたくなる。
湯の山で絶景を眺めるなら、「御在所ロープウエイ」へ。2018年7月にリニューアルし、床に展望窓のついた新型タイプも運行されている。山の上からは琵琶湖のほか、空気の澄んだ晴れの日には富士山頂も見えることができる。
また、清涼感を味わうなら「大石公園」へ。大きな石がごろごろする川には、山の澄んだ水が流れ爽やか。一番大きな石は30畳もの大きさがある。
そして「菰野陶芸村」では、気軽に陶芸体験もできる。陶芸作家が丁寧に指導してくれるので、はじめてでも安心。工房の裏手では12連の登り窯も見られる。
山ならではのごちそうを楽しむなら、「自然薯料理 茶茶」へ。自然薯をふんだんに使ったこだわりの食事を楽しめる。とろろは、ご飯のほか、そばにかけてもおいしい。
温泉とグルメを楽しめるリゾート「アクアイグニス」では、人気パティシエ辻口博啓のスイーツやパン、シェフ奥田政行のイタリアンなど一流の味をスタイリッシュな空間で楽しめる。
この機会に湯の山温泉で自然・温泉・料理を満喫する旅に出かけよう。
山本香織