野生鳥獣の食肉・ジビエが旬となる狩猟シーズン(北海道以外は11月15日から2月15日まで)がいよいよ到来!独特の旨味をもつ山の恵みを心して味わおう。
飛騨の山を駆け回り育ったイノシシの旨味がたっぷり!
■「飛騨高山 中華そば専門店 M(エム)」(岐阜県高山市)
「飛騨高山 中華そば専門店 M(エム)」は、フランス料理店「LE MIDI(ル ミディ)」が手がける店。飛騨牛や地元野菜などを使った中華そばに挑戦していて、特にジビエを知り尽くしたシェフによるジビエラーメンに注目が集まっている。ジビエラーメンのスープの仕込みは2か月に1度。脂がのった雌のイノシシの骨を2日間かけて煮込み、コクがありながらも臭みのないスープに仕上げている。11月上旬には熊肉のエキスを凝縮した濃厚な「味噌ラーメン」(2500円)も登場する予定だ。
飛騨牛など特産の食材を使った料理がそろう
■「道の駅 ななもり清見」(岐阜県高山市)
「道の駅 ななもり清見」は、高山西ICからすぐの道の駅。その中にある「レストラン味彩七杜(あじさいななもり)」には飛騨牛をはじめとした特産の食材を使った料理がそろい、地元の人にも多く利用されている。注目のジビエグルメは「いのししドン」。飛騨の山で捕れたイノシシのバラ肉をキャベツやタマネギ、ニンジンと共に、特製焼肉ダレで味付けしている。販売は12月上旬からの予定で、なくなり次第終了となる。
柔らかく仕上げたイノシシ肉と朴葉味噌は相性抜群!
■「食事処 銀風亭(ぎんぷうてい)」(岐阜県高山市)
最高ランクの飛騨牛を使った炭火焼き料理などが評判の「食事処 銀風亭(ぎんぷうてい)」。下処理し柔らかく仕上げたイノシシ肉のサイコロステーキを自慢の朴葉味噌と共に味わうジビエ料理が楽しめる。秋のキノコや飛騨ネギは甘味たっぷりだ。このメニューは通年販売しているが、なくなり次第終了となるので気をつけよう。
自然のなかで育ち、山野の恵みを餌に生きてきた動物の食肉・ジビエ。栄養価が高いと言われる森のごちそうを、生命に感謝しつつ堪能しよう。
東海ウォーカー編集部