すっかり定着した感のある“こだわり系”おにぎりだが、今度は“ご褒美系”ともいえるスゴいおにぎりが登場した。世界の鮭鱒総漁獲量の約1.5%しか獲れないというキングサーモンのハラミなど、高級食材を使ったローソンの「贅沢新潟コシヒカリ」シリーズだ。
7月20日(火)より発売となるのは、「贅沢新潟コシヒカリ キングサーモンハラミ」(168円)。使っているニュージーランド産のキングサーモンは、鮭の中でも魚体が大きく(全長約100cm)、臭み少ないことで有名。世界の鮭鱒総漁獲量250万トン中、たった2.1万トンしか獲れないというレアな魚なのだ。しかも他の鮭と比べて脂のりがかなりよく、余分な脂を吸収する専用シートに包まれているほど。
ご飯からはみ出すほど大ぶりにカットしてあるハラミのビジュアルにも驚きだが、実際に食べてみると、今まで慣れ親しんできた“シャケおにぎり”との違いにびっくり。パサパサ感はなく、かなりしっとりとした感じで、食べるごとにゴロッとブロック状に身がほぐれていく。サーモンを炙った香ばしさに食欲をそそられる上、ハラミだけで約25g使っているので、「もう少しご飯が欲しいかも」と思うほど。
素材、味ともにコンビニとしては、かなり“異例”のおにぎりだが、作るうえではやはり苦労が絶えなかったのだとか。
「少々高くてもいいものを食べたいというお客様のニーズに応えるため、今まで約7年間人気を誇ってきた『新潟コシヒカリ 焼さけハラミ』を超えるものを作りたかったんです。今回一番苦労したのは、原料の調達ですね。なかなか大量に手に入るものではないので…」とは、開発担当の山田譲さん。ギリギリまで粘ったものの、世界的に数が限られているため、コンビニのおにぎりとしては異例の“数量限定”にせざるを得なかったのだそう。
ちなみに、この“高級おにぎり”、8月10日(火)には、老舗の手法で作った明太子が2切れ入った「贅沢新潟コシヒカリ 熟成辛子明太子」や、大きい粒で有名な北海道産のイクラをふんだんに盛り込んだ「贅沢新潟コシヒカリ 北海道産いくら醤油漬」(各168円)が発売され、今後も毎月新メニューが投入される予定だ。残業の夜食や、頑張った日のランチなど、ちょっとした自分への“ご褒美”にはぴったりな高級おにぎり。日々忙しい中で、おいしいおにぎりをほお張ってひと息入れてみては? 【東京ウォーカー】