花とグリーンで始まるボタニカルライフを提案するメディア「花時間」。その「花時間」が運営するネットショップ「花時間マルシェ」は、市場直送の新鮮な花や、フラワーアーティストのアレンジメントが購入できるサイトだ。
この「花時間マルシェ」では9月30日(日)まで夏のスペシャルラインナップとして、話題のインテリア雑貨・ハーバリウムを販売中だ。アーティスト手作りのハイセンスなハーバリウムは全部で15種類。今回は、そのなかから夏にぴったりな6商品を紹介する。
”ハーバリウム”とはもともとは植物標本のこと。最近では主に、ボトルなどに入れたオイルのなかにプリザーブドフラワーやドライフラワーを閉じ込めたものを指す。好きな色形の花を、みずみずしい状態で長く楽しめることが人気の理由のひとつだ。
ハーバリウムは1年中楽しめる商品だが、インテリアに取り入れるのにいちばんおすすめなのは夏。透明なオイルと揺れる植物という取り合わせが涼しげで、光溢れる夏の水辺を連想させるためだ。ブルーやホワイトなどのクールカラーの植物をあしらった透明感いっぱいのハーバリウムは、自分の部屋に飾るのは勿論、涼を呼ぶ夏のギフトとして贈りものにもぴったりの商品だ。
華やかさのある小物使いにもセンスがキラリ!
橋爪容子さんがデザインするハーバリウムは、植物そのものの形を活かし、ボトルの蓋にリボンや貝の装飾を施すなど、細部までこだわりがつまっている。花合わせの妙はもちろん、タッセルを添えて華やかさを演出した、小物使いが見事なデザインだ。
「シーブリーズ」は澄んだ南の海を思わせるデザイン。植物の自然な造形美を表現した、ブルー系の花々。その足元には、貝殻やガラスサンド、サンゴに似た白い小枝など、南の海を思わせるアイテムを配置。ボトルの蓋にはアクリルビーズつきのリボンを巻き、トップには貝殻でできたシェルパーツをのせた。口元の濃い青色のタッセルも良いアクセントになっている。
「オーシャンドリーム」は白い砂浜にピンクのサンゴが映える様を思わせるデザイン。ごく淡い色合いの植物は、明るい場所に飾るとより陰影に富んだ表情を見せる。白いガラスサンド&ボールと、コーラルピンクの小花の取り合わせは、砂浜にサンゴがちらばる浜辺をイメージ。ボトルの蓋に白~コーラルピンク系のビーズつきリボンを巻き、アクセントとして優美な形のタッセルをつけた。
シンプルな花合わせで大人のラグジュアリーを
平澤一美さんが提案するのは、花の種類を絞ったシンプルな色遣いの大人っぽいハーバリウム。ボトルの形や口元のリボンによって、空間に光を取り込むデザイン。上質なシリコンオイルを使用しているため、美しい花色が長もちするのも魅力だ。
「ブルーファンタジー」は繊細なブルー系の花材を、光の屈折が美しい六角形のボトルに詰めたデザイン。ふわふわの白いポアプランツも加えて、青のもつ爽やかさを引き立てた。口元にキラキラとした光沢を放つラインストーンのリボンを巻いているので、よりきらめき感がアップ。「For You」タグつきなので贈りものにも最適だ。
「ラウンドブルー」は透明感のあるブルーとホワイトの花材を詰めたハーバリウム。コロンとしたかわいいフラスコ形のボトルが特徴的だ。小さめなので、狭い洗面所や物が多いデスクの上など、ちょっとしたスペースに置くのにちょうどいい。口元にはステッチ入りの純白リボンをクルリ。まっすぐにしても、斜めに傾けても飾ることができる。
重なる花に色が弾けるキュートスタイル
頭の中でイメージを膨らませてデザインするという上野礼奈さんの作品には、一つひとつに物語がある。さまざまな色形のプリザーブドフラワーをたっぷり使った、カラフルで愛らしいスタイルは、部屋のアクセントにぴったりだ。
「サマーバケーション」は透きとおるような青い海、海底で揺れる海藻、どこまでも続く白い砂浜、そこで拾ったまっ白い貝殻…など誰もが憧れる海辺のバケーションの風景を再現した。ブルー×グリーンという寒色系の色使いのなか、口元のリボンで、レモンイエローの差し色が加えられているのがポイントだ。
「レインボー」は”夏の激しい夕立の後、ふと見上げた夏空に幸せをもたらす虹を見つける”、そのときの感動と喜びを、このボトルを眺めるたびに味わってほしいという思いが込められている。七色の花をあしらったハーバリウムだ。アジサイなどの小花と実ものとの、リズミカルなリフレインが、軽快で愛らしいデザイン。
記録的な猛暑の疲れを、涼しげなハーバリウムで癒してみてはいかがだろうか。
モリオカユカ