ラグジュアリーな空間で愉しむアートなパン

東京ウォーカー

レディー・ガガさんのヒールレスシューズをデザインしたことでも知られる舘鼻則孝さんをクリエイティブディレクターとして迎えた「COURTESY」。高い天井に、白い大理石の床といった高級感漂う店内には、アートブックが置かれた本棚などがあり、あちらこちらでアート作品を愉しめる。

大きなガラス張りの窓から日の光が注ぎこむ明るい店内。テラス席もおすすめ


【写真を見る】店内の一角にあるキュービクル。舘鼻さんが選び集めたアーティストの作品が並ぶ


そんなアーティスティックな空間で味わいたいのが「アメリ」(380円)。彩り鮮やかなエディブルフラワーとドライフルーツが散りばめられている。ヘッドベーカーの青柳吉紀さんは「女性の心の中にあるようなお花の世界を表現した繊細で美しいパンです」と語る。ピスタチオやアーモンドペースト、ラズベリージャムなどを使い、甘さを抑えた大人の味わい。ローズなどの香りも、ほんのりと感じられる。

グリーンが印象的な「アメリ」。生地に2種、トッピングに1種のピスタチオを使っている


「アメリ」は青柳さんが映画のヒロインの自由な発想からイメージしたパン。「すぐに食べるのではなく、まず観てパンを味わってください」と青柳さんは言う。ドライクランベリーの断面が花のように見えることから、断面部分が外側になるように飾り付けるなど見た目にもこだわっている。一つのアート作品を創り上げるかのように、発酵など一つ一つの工程に気を配っている。

エディブルフラワーはパティシエが砂糖をコーティングするなど、ひと手間加えている


エディブルフラワーは、母の日はカーネーションなど季節によって変わるのも魅力。緑は草原をイメージしており、色の濃淡はピスタチオの緑とパン粉に色素をつけた緑で表現している。見た目も美しいパンは、手みやげにおすすめだ。

東京ウォーカー編集部

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