「COURTESY」の店内中央に構えるカウンターには、アートなパンだけではなく食パンや惣菜パンなど約30種のパンがそろう。焼きたて、作りたてを提供したいという思いから、1種4~5個程度と店頭に並べる数は少なく、なくなりそうになったら随時焼き上げている。
フォカッチャとドーナツを掛け合わせた新感覚のパン「フォカナッツ」をはじめ、「COURTESY」のパンを創作しているのはヘッドベーカーの青柳さん。クリエイティブディレクターの舘鼻さんが手がけたアーティスティックな店内に映える、食とアートを融合させた世界観のパンを創り出している。
青柳さんは東京や神奈川のホテルベーカリーで12年間、製パンの基礎を学んだあと、ザ・リッツ・カールトン大阪のヘッドベーカーを務めた経歴を持つ。観た人、食べた人が笑顔になるようなパンを目指し、日々パンの製造改良を重ねている。
「パンは生き物です。一日として同じ条件の日がないからこそ、パンと呼吸を合わせる必要があります。同じ生き物として対等に向き合うことに魅力を感じます」と青柳さんは語る。
7~10時のモーニングタイムも、クロワッサンやフォカナッツなど焼きたてのパンとドリンクを堪能できる。ゆっくり過ごしたいなら、14~16時に訪れよう。
東京ウォーカー編集部