お笑い芸人のシャンプーハットのこいでが家庭内での様々な出来事を描いた漫画『パパは漫才師』が8月9日(木)単行本第1巻が発売された。同日これを記念して大阪・天王寺でイベントを開催、こいでと後輩の芸人でありアシスタントをしている蛙亭・中野が登場。作品誕生にまつわるトークや抽選で似顔絵のサービス、サイン会などが行われた。
『パパは漫才師』は小学館の漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で3月から連載中の漫画で、お笑い芸人としてではなく、子供を育てる一人の父親としての姿がシュールな絵柄で描かれている。「もともと将来子供たちに伝えるために子育ての記録をつけていた」と話すこいで。第一巻では書き下ろしの0話も収録されており、こいでは「これが一番気に入ってる話」と話すが「テレビで出来ないまじめな話。実は誰にも聞かせたことがなくて、それに嫁とも話し合ったこともないので、普段の僕が話すより漫画の方が素直になれる」と語る。中野は「元々かわいいものが出てくる漫画が大好きでこの作品にはそれが詰まっている。特に収録されている『オナラ』の話の娘さんの顔がかわいい」とお気に入りを紹介した。
また、観客からの質問で「娘が『うっさい』と父親に口答えしてくるがどうすればいいのか」と投げかけられて、こいでは「お父さんが本当にうるさいのちゃいます?」とボケながらも、「まだ言ってくれるだけ大丈夫」と持論を展開。こいでの長女も嫁に対してよく「うっさい」と言うらしく「生意気やし腹立つこと言うなって思いつつ、小さい頃からの成長と捉えれば全然許せる。子供を公園に遊びに連れていったときにもっと口の悪い子供がいてビックリした。『うっさい』なんてマシなほう」と語った。続けて「『うっさい』言わんと無視とか舌打ちするようなら危険信号なんで子育て頑張ってください」と激励した。
桜井賢太郎