外の気温より低く、スリルがある鍾乳洞は、夏のおでかけスポットにぴったり。そんな冒険、探検気分が味わえる関西の鍾乳洞をご紹介!<※情報は関西ウォーカー(2018年7月31日発売号)より>
「質志鐘乳洞」気温約13℃の鍾乳洞を探検
標高約400mの高原地帯にある京都府唯一の鍾乳洞「質志(しづし)鐘乳洞」は、平均気温が約13℃と、内部は天然の冷蔵庫といった涼しさ。全長約120m、縦穴で入口から最深部まで約25mという洞窟内は、時折天井から垂れる滴やコウモリが、冒険心をさらにかきたててくれる。
ニジマスの釣場やバーベキュー場なども備えた質志鐘乳洞公園内にある鍾乳洞。
レンタルもあるが、なるべくはおるものや、スニーカーなどで出かけるようにしよう。
■質志鐘乳洞<住所:京都府船井郡京丹波町質志大崩12 電話:0771-86-1725 時間:9:00~17:00(最終受付16:30) 休み:なし 料金:入園料(520円) 駐車場:50台(無料) アクセス:丹波綾部道路京丹波みずほICより車で10分>
「面不動鍾乳洞」スリルもあって涼しさ倍増!8℃のひんやり世界を探検
1933年に発見された、関西を代表する鍾乳洞「面不動鍾乳洞」。標高820mの山の中腹に広がる洞窟内は、年間気温8~10℃で超ひんやり。1周約280mのルート内にはストロー状のものなど珍しい鍾乳洞が多く、県の文化財にも指定されている。神秘的な洞窟内を探索しよう。
彫刻作品のような鍾乳石が並び、まるで自然の美術館のよう。
■面不動鍾乳洞<住所:吉野郡天川村洞川673-89 電話:0747-64-0352 時間:8:00~19:00(最終受付18:30) 休み:なし 料金:入洞料(400円) 駐車場:約7台(無料) アクセス:南阪奈道路新庄ICより車で66分>
「河内の風穴」日本屈指の規模を誇る鍾乳洞
平均気温12℃、総延長10.4km、総面積1544平方メートルと言われ、内部はいまだ全貌が解明されていないほどの広さ。3層構造の1層目、約200平方メートルが公開されていて、特にゴツゴツとした岩肌の細い道の先にある大広間と呼ばれる空間は、外界とは違ったまさに異空間な雰囲気だ。
そのスケールの大きさに感動。
■河内の風穴<住所:滋賀県犬上郡多賀町河内宮前 電話:0749-48-0552(河内風穴観光協会) 時間:9:00~18:00 ※10月以降は~17:00(最終入場各60分前) 休み:大雨の増水時など悪天候時 料金:大人(500円) 駐車場:40台(400円/120分) アクセス:名神高速道路彦根ICより車で30分>
関西ウォーカー編集部